本を読みたいんだけど、全く日々の仕事・家事・育児などで全く時間が取れない。
子供が産まれてからというもの、日々の生活に忙しく、本を読むことができませんでした。
そんな悩みをずっと抱えていましたが、2年ほど前に転機を迎えます。
その転機とは、スマホのKindleアプリで電子書籍を読み上げる設定方法を知ったことです。
本を開いて読書をする時間が取れていない私でも、「本を聴く」を習慣に取り入れ、読書習慣が激変しました。
通勤や家事、入浴の時間に積極的に「本を聴く」ようになり、週1冊のペースで読書ができています。
この2年近くで80冊近くの本を読めていますが、その中でもいくつかの良書に巡り合うことができ、人生が豊かになったと実感しています。
そんな「本を聴く」読書術の魅力や実践方法についてわかりやすく解説します。
目次(クリックすると自動で飛びます)
Kindleの読み上げでできる「本を聴く」読書術とは
ここで言う「本を聴く」読書術とは、スマートフォンやタブレットの読み上げ機能を駆使し、朗読された内容を聞くだけの読書方法です。
通常の読書ですと、手と目が必要になります。手は本を持つため、目は本を見るため。
「本を聴く」読書術ですと、必要なのは耳だけです。
よって、耳さえ空いていれば、歩きながらの読書、洗濯物をしながら読書、皿洗いしながら読書、風呂に入りながら読書といった具合に、普段の生活のいろんな場面で本を聴くことができます。
「本を聴く」読書術に必要なもの
「本を聴く」読書術に必要なものは次の2つです。
- Amazonのアカウント
- スマートフォンまたはタブレット
Amazonアカウントをお持ちでない方は、Amazon.co.jpにて無料で簡単に設定できます。
ぜひこの機会に新規登録ください。なお、プライム会員(有料会員)である必要はありません。
スマートフォンまたはタブレットについては、iOS (iPhone)、iPadOS(iPAD)、Android、Fire OSのOSを搭載した端末であれば、どのデバイスでもできます。
ただし、Androidデバイスは操作性や信頼性に難ありです。
「本を聴く」読書術のはじめ方と各デバイスの設定方法
iPhone/iPAD、 Androidデバイス、Fire タブレットの「本を聴く」読書術のはじめ方と端末の設定方法について、デバイス毎に解説します。
iPhone/iPADでKindleアプリを画面読み上げする方法
① iOS/iPadOSの設定で「画面読み上げ」を有効にする。
具体的な手順としては、設定 ▶︎ アクセシビリティ ▶︎ 読み上げコンテンツ ▶︎ 「画面読み上げ」を有効にします。
これにより、画面上部から2本指で下にスワイプすることで、画面の表示内容を読み上げることが可能になります。
② App StoreよりKindleアプリをインストールし、Amazonアカウントにログイン、Amazonで購入したKindle本を開く。
Kindle本については、Amazonで無料本で検索をかけると、無料で書籍を購入できるので、まずお試しで1冊無料で購入してもらうのが良いと思います。
③ Kindle本を開いた状態で、画面上部から2本指でスワイプするとコントローラーが表示され読み上げが始まる。
読み上げ速度は、一番右のボタンで調整できます。
以上で設定完了です。
アシスティブタッチを使った画面読み上げの設定方法
応用編として、2本指スワイプせずとも読み上げを開始できる方法として、アシスティブタッチを使った設定方法もあります。
具体的な方法としては、まずは、設定 ▶︎ アクセシビリティ ▶︎ タッチ ▶︎ AssistiveTouch ▶︎ AssistiveTouchを有効します。
これにより画面上の丸ぽちがホーム画面上の丸ぽちが表示されるようになります。丸ぽちの操作で指定の操作が可能になります。
カスタムアクション(シングルタップ、ダブルタップ、長押しのいずれか)をタップし、画面読み上げにチェックします。
ちなみに私は、シングルタップは「そのままAppに伝える」、ダブルタップ は「スクリーンショット」、長押しで「画面読み上げ」の指定を行っています。
この設定によって、丸ぽちで長押しすると画面読み上げが有効になります。
AndroidのTalkBack機能でKindleアプリを読み上げる方法
① Androidの設定で「TalkBack」を有効にする。
具体的な手順としては、設定 ▶︎ ユーザー補助 ▶︎ TalkBack を有効にします。
これにより、画面の表示内容を読み上げる設定になります。
読み上げ機能のオンオフは機種によって異なるようですがショートカット操作で可能です。
大半の機種はボリューム大小の両方のボタンを3秒間押し続けると有効・無効の切り替えが可能です。
② Play StoreよりKindleアプリをインストールし、Amazonアカウントにログイン、アプリ内で購入したKindle本を開く。
Kindle本については、Amazonで無料本で検索をかけると、無料で書籍を購入できるので、まずお試しで1冊無料で購入してもらうのが良いと思います。
③ Kindle本を開いた状態で、上述①のショートカット操作(ボリューム大小の両方のボタンを3秒長押し)する。再度ショートカット操作で読み上げを中断できます。
iPhoneやiPADに比べると操作性が悪く、上手く読み上げができないこともあります。私もiPhoneからAndroidデバイスに切り替えた時、Talkback機能の操作性と信頼性には泣かされました。
FireタブレットのKindleアプリで書籍を読み上げる方法
① Kindleアプリを開き、アプリ内の設定で読み上げ機能を有効にする。
具体的には、アプリで本を開いた時に右端の3つの点のアイコン ▶︎ その他設定 ▶︎ 本の読み上げ機能を有効にします。
② Kindleアプリ内で音声ダウンロードを行う。(初回のみ)
③ 画面下部の再生ボタンをタップして、読み上げを開始する。
Fire タブレットのKindleアプリは、iOS/iPAD OSやAndroid版と異なり、Kindleアプリ自体に読み上げ機能が備わっているため、圧倒的に良いです。
私もAndroidスマートフォンとiPADを持っていますが、Kindle読み上げだけのためにFireタブレットを使い続けています。
「本を聴く」読書術の実践
ここでは、1週間に1冊ペースで読書をしている私の「本を聴く」読書の実践方法を紹介したいと思います。
「本を聴く」ことをどのように日々のルーティンに取り入れているか
私がながら読書を行うのは、主に、頭を使うことを必要せず、手が塞がっている、耳だけが空いている時間です。
ざっと列挙すると以下の一日の行動の中で取り入れています。
- 洗濯物
- 皿洗い
- 部屋の掃除・片付け
- 移動時間(15分未満)
- 風呂(一人の場合のみ)
日によりますが、1日1時間は「ながら読書」の時間として確保できています。
「本を聴く」のに役立つ便利グッズ3選
本を聴くことをより効率的に行うための三種の神器について紹介します。
AmazonのFireタブレット、ワイヤレスイヤフォン、防水ワイヤレススピーカーです。
Fireタブレットとワイヤレスイヤフォンについては持っているので自信を持って紹介できます。
防水ワイヤレススピーカーについては私もまだ買う前ですので、ご自身でも調べて購入を検討されることをおすすめします。
Fireタブレット
AmazonのFireタブレットは、Kindle読み上げ専用機として購入しています。
Fire 7 タブレット、Fire HD 8タブレット、Fire HD 10 タブレットの3つのモデルからの選択になります。
私はFire HD 8タブレットを愛用していますが、Kindle読み上げ専用機として購入するのであればFire 7 タブレットで十分と思います。Fire HD 8は今度新しいモデルの予約販売を開始したタイミングですので、買い時かもしれません。
サイバーマンデーといったAmazonセール中に良く値下げして売っていますので、タイミングを見て購入することを強くお勧めします。
ワイヤレスイヤフォン
ワイヤレスイヤフォンはながら読書の必須グッズです。
特に防水機能が備わっているものは、入浴中にも使えます。
例えば防水規格としてIPX7(一時的に一定水深の条件に水没しても内部に内部に浸水しない)を満たしているものが良いと思います。
ただし、注意しなければならないのは、いくら防水を謳っているワイヤレスイヤフォンでも、入浴の際の温水やシャンプ・石鹸の泡の浸水について保証しているものは私の知る限りではないです。
ちなみに私は、この2年間でIPX6とIPX 7のイヤフォン2つを壊しました。2-3千円程度の名もない中華製のものです。
防水規格以前に単に粗悪品だったのかもしれません。今は入浴の時だけ、壊したイヤフォンで片耳だけ生きているものを使っています。
よって、壊れてしまうと割り切って高すぎないものを購入して使うことをおすすめします。
現在半年ほど使っていているものを紹介します。
Anker製でIPX7で5000円未満で、雑誌などでもコスパの良いワイヤレスイヤフォンとして紹介されています。
ワイヤレススピーカー
現在片耳しか使えないワイヤレスイヤフォンで入浴中のながら読書をしていますが、完全に壊れる時の次の手を考えています。
注目しているのはワイヤレススピーカーです。
イヤフォンのように直接温水や石鹸・シャンプーの泡に触れるような使い方にならないことから、より長く使えると考えるからです。
購入を検討中の候補としては、同じくAnker製のものにしようと考えています。
最後に
ながら読書を取り入れて2年間で、人生が変わりました。
スマートフォン等にまずはKindleアプリを入れて、デバイスに応じた読み上げの設定さえ出来れば、どんなに忙しくても読書の時間を確保できるようになります。
ぜひ、この記事をきっかけに、本を聴く読書術を取り入れていただければ嬉しく思います。
最後までご精読ありがとうございました。