この1年少しでだいぶキャッシュレスが浸透してきた気がします。
我が家でも、私の必死のキャッシュレス啓蒙活動の甲斐があってか、5歳の息子と2歳の娘が買い物のおままごとでなんと「ペイペイ」が登場します。
PayPayと他のキャッシュレスの圧倒的なマーケティングの能力の差を顧ることができたような気がします。
さて、皆さんはキャッシュレス決裁は何を使っていますか?
Pay PayやLine Pay、楽天ペイなど複数決裁手段がある中、どのような基準で何を選んでいますか?
私は、これまでなんとなくPay Payが一番お得な印象を持っていて、Pay Payが使えるところは極力Pay Payでいました。
しかし、利用明細を見ても「こんだけしかポイントもらえないの?!」と思うことが何度かあり、リサーチしてみました。
調べた結論としては、これまでのなんとなくお得というイメージを捨てることができました。
その上で、どのようにPayPayをお得に使えばお得か一つの結論に至りました。
それは、Kyash Cardを使ってポイントの2重取りをして2%超のポイント還元を得るというものです。
この記事は以下のような方に読んでいただくと参考になると思います。
・「Pay Payって本当に得なのか知りたい」
・「Pay Payが一番お得なキャッシュレスのはず!はず?」
・「PayPay還元率悪くて使わなくなっているけど、得な使い方はないか?」
目次(クリックすると自動で飛びます)
PayPayの現状のポイント還元率はどれくらい?
PayPayをはじめキャッシュレスを導入する一番のメリットは、ポイント還元だといって間違いないと思います。
他にも、現金を持ち歩かなくて済むことや精算がスピーディに行えるなど、一番のメリットと思う点は人それぞれと思いますが。
PayPayのサービスが開始した当初も、大型のキャッシュバックキャンペーンが展開され、「なんとなく」PayPayだとお得という印象を持たれている方が多いかと思います。
2020年に入ってからというもの、PayPayはポイント還元の条件としては悪化を一途を辿ってます。
PayPayの還元率悪化の動向① | Tポイント2重取り廃止(2020年2月)
かつては、PayPayを経由した支払いやPayPayチャージでも利用額の1%のTポイントが付きました。PayPayの残高還元と1%のTポイント還元の2重取りができ、合計2%までのポイント還元ができました。
これに魅力を感じて、Yahooカードを契約された方も多いかと思います。私もそうでした。
しかし、残念なこととに、2020年2月からPayPayを経由した支払いやPayPayチャージはポイント付与の対象外となってしまったため、Tポイントとの2重取りができなくなってしまいました。
よって、Yahooカードを持っていて、PayPayのYahooカード支払いにしようと、予めYahooカードからのPayPayチャージの上でPayPayチャージ払いにしようと、PayPay基本付与分の還元しかありません。
PayPayの還元率悪化の動向② | 基本還元率1.5%から0.5%+αに悪化(2020年4月)
2020年4月前のPayPayの基本還元率はは、1.5%でした。
これが、2020年4月に還元率の条件が変更されました。
1.5%あった還元率が、3分の1の0.5%に減りました。利用状況に応じて最大1.5%までの還元が可能とのことですが、明らかに条件の改悪です。
PayPay還元率1.5%のハードルは高すぎ、諦めよう
これまでのように残高還元1.5%を実現するためには、「100円以上の決済回数を50回以上」且つ「利用額10万円以上」を達成しなければなりません。
他のキャッシュレスの手段がある中、PayPay一本に絞って使うとしても、普通の人はこのハードルを超えることはできません。
この要件を意識して躍起になって買い物するのも本末転倒でしょうし。
よって、PayPay還元率でこれまで通り1.5%を実現するにはハードルが高すぎ、よっぽどな方でない限り諦めるしかありません。
PayPay還元率0.5%となるとクレジットカードの還元率の方が高い
PayPay還元率が0.5%となるとクレジットカード利用と比較しても、還元率が悪いことになります。
クレジットカードとPayPay両方使える店舗では、Yahooカードで1%のTポイントを取れる中、わざわざPayPayで残高還元0.5%を取りにいくのは愚の骨頂です。
Paypayを使い続ける理由と効率的な使い方を紹介
PayPayでは、よっぽどなヘビーユーザーでない限り還元は0.5%だけと解説してきました。
一般的にクレジットカードの還元率は1%の中、PayPayを使う意味はあるのか?
私の考える結論としては、依然PayPayを使い続ける意義はあると考えます。
PayPayを使い続ける理由|導入店舗数とPayPay利用の敷居の低さ
PayPayを使い続ける一番の理由は、Line Payや楽天ペイを凌ぎ、国内で最も導入されているキャッシュレス手段であり、利用者数は2800万人、導入店舗数は220店舗と言われています。
従来現金しか扱っていなかったお店でも、PayPayだけ対応しているというお店も最近よく見かけます。
そう言ったお店は、現金かPayPayの二択です。そうなるとPayPayを使った方がお得でしょう。
PayPay利用の考え方|クレジットカード決済ツールと割り切って使う
これまでPayPayの使い方は、PayPay残高還元を念頭に、よっぽどの理由がない限り、PayPay残高支払いもしくはYahooカード払いがほとんどだったかと思います。
残高還元が0.5%になってしまった以上、これからの使い方としては、PayPay残高還元を追求せず、Yahooカード以外のクレジットカード払いとする方法を強くおすすめします。
クレジットカードのポイント還元率1%の方がPayPay残高還元率0.5%よりお得なのは明白です。
クレジットカード利用ではKyashを介してポイントの2重取りで2%超
クレジットカードはメインで既に使っているものを使ってもらうので良いのですが、一工夫することで還元率を大幅に改善することができます。
その方法としては、Kyashを介したクレジットカード支払いとすることです。
Kyash Cardとは
https://kyash.co/
詳細については、上記の公式ホームページを参照いただければと思います。
一言で言うと、プリペイド式のVisaカードです。事前にクレジットカードやデビットカードで利用残高をチャージし、残高の範囲でVisaカードとして支払いの際に使うことができます。
残高チャージの際には、クレジットカードにもよりますが、通常のクレジットカード利用としてチャージ分に応じたポイントがつきます。更に、Kyash Card利用分に応じてポイントが付きます。
つまり、クレジットカード利用分に加えてKyash Cardのポイントの2重取りができます。
Kyash Card/ Kyash Card Lite/ Kyash Card Virtualの3つのうちのおすすめは?
Kyash VISAカードには、Kyash Card、Kyash Card Lite、Kyash Card Virtualの3種類があります。
Kyash Card Virtualはその名も通り、バーチャルカードで、スマートフォンでアプリさえ登録すれば、すぐに手数料なしで発行できます。ポイント還元率は0.5%です。
Kyash Card Lite及びKyash Cardは物理カードです。発行に際しては、Kyash Card Liteは300円、Kyash Cardは900円の手数料がかかります。ポイント還元率は、Kyash Card Liteが0.5%、Kyash Cardが1%です。
詳細は、公式ホームページの比較表の通りです。
どのカードがおすすめかと言いますと、ポイント還元率1%のKyash Cardです。
カード発行時の手数料として900円かかりますが、今後9万円以上カード利用がある場合は、手数料も回収できます。
最初の900円の手数料に抵抗がある方は、Kyash Card Virtualでもいいと思います。Quick Payのメインカードとして登録しておけば、メインのクレジットカードのポイントに加え、Kyashポイント0.5%が付きます。
リクルートカード・Kyash Card・PayPayの組み合わせで2.2%のポイント還元!
例えば、PayPayで1000円の買い物をするとしましょう。
前述の通りPayPay残高もしくはYahooカード払いですと、基本付与率0.5%ですので、5円がPayPay残高に還元されます。
これが楽天カードなど還元率1%のクレジットカードを使ってKyash Cardに1,000円分の残高チャージをすると、まず、クレジットカード利用として10円分のポイントが付きます。
更にKyash Cardからの支払いをすることで、更に100円分のKyashポイントが尽きます。合計200円分が得られます。
なお、PayPayの方では残高還元は0円ですが、こうなると眼中にも入りません。
つまり、前述に紹介したKyashを介してのクレジット払いにすることにより、還元率が4倍も変わります。
私の場合は、1.2%の還元率のリクルートカードを使っているので、厳密には22円、4.4倍の差が出ることになります。
以上のことから、Kyash Cardを介したクレジットカード払いによるPayPay利用を強くおすすめします。
Kyash Cardを介したPayPayの際の注意点|月額利用上限が5000円まで
一点だけ注意すべき点があります。
Kyashは3Dセキュアに対応していないため、PayPayでの利用は月額5000円までになります。
PayPay利用の際には、支払い方法でKyashの利用可能額を確認し、上限を超えての利用にならないことを確認するようにしましょう。
Yahooカードは、キャンペーン時のみ残高チャージ用として活用
Yahooカードの使い道をどうするかという悩みが残ります。
私の結論としては、キャンペーンに備えて持っておくというのが解になります。
例えば、2020年6月からは、PayPay残高払いであれば最大1000%のポイント還元の抽選と所定のネット利用で10%のポイント還元があります。
こうしたキャンペーン参加の入り口として、PayPay残高がいつでもチャージできる必要があります。この目的だけでも、Yahooカードは解約せず持っておくというのも一つの選択肢だと思っています。
結論
この記事では、昨今の改悪で利用価値が下がりつつあるPayPayですが、賢く効率的に使う方法について解説してきました。
PayPayと言えば使えば得というイメージを抱きがちですが、実は普通にクレジットカードを使うより還元率が低くなっているという事実を直視すべきです。
その上で、PayPayはクレジットカードを使いやすくするための一手段として割り切って、クレジットカードのポイントを二重取りする手段としてKyash Cardを紹介してきました。
クレジットカード・Kyash Card・PayPayの三つの組み合わせで誰でも2%を超える還元は得られます。
この記事を読んで少しでも役に立ったと思っていただけると嬉しい限りです。
最後までご精読ありがとうございました。