Life is like a bicycle you don’t fall off unless you stop pedaling. – Claude Pepper
人生は自転車のようだ。ぐのを辞めなければ倒れることはない。
クロード・ペッパー
個人的にとても好きな言葉です。
さて、今回は子供の補助輪なしの自転車練習方法についてです。
3ヶ月ほど前に5歳の息子は補助輪なしの自転車を乗れるようになりました。
息子にとっても大きな成長の一歩であり、私にとっても感慨深い体験でした。
そろそろ自転車の補助輪を外す練習を始めよう。
息子にも新しい大きめの自転車を買い、意気満々と練習を開始しましたが、うまくいきませんでした。
親が支えていれば、自転車のペダルを漕いで進むますが、親が自転車から手を離そうすると怖がる・嫌がる・止まる。
そこからまったく進まず、親も息子も心折れる。
そこでネットでリサーチをした上で、再挑戦することにしました。
調べたことを実践すると直ぐに上達して、今まで苦労していたのが嘘みたいに2時間足らずで乗れるようになりました。
この記事では、私が参考にした動画と実際に行った練習方法について紹介します。
これから自転車の補助輪なしの練習を開始される方、既に開始して壁にぶちあたっている方はとってお役に立てれば幸いです。
目次(クリックすると自動で飛びます)
参考にした動画:『たった2時間で補助輪いらず!簡単に自転車に乗れる方法♪』
私が参考にした自転車の練習方法の動画です。
Googleで検索をかけると以下の動画がヒットしました。
まずは、この動画を見ていただくのが早いと思います。
この解説動画を見て5歳児の息子と練習した結果、動画のタイトル通り2時間近くの練習方法で効果が出ました。
完全に自転車を乗り回すというまでではなくても、補助輪なしの恐怖心は払拭し、親の介助なしで、練習できる状態になりました。
ここでは、この動画を見て、5歳児の息子と一緒に行った練習方法について解説します。
補助輪を外す自転車の練習に必要なもの
補助輪を外す訓練に必要なものは次の通りです。
- 補助輪の付いていない自転車
- 安全具(ヘルメット、アームガード等)
練習用の自転車は小さめが良い
後のステップで解説しますが、練習用の自転車はできるだけ小さめにすることをおすすめします。
我が家では、もともと補助輪ありで乗っていた14インチの小さい目の自転車と自転車訓練用に購入した16インチの自転車が2台ありました。
新しく購入した16インチの自転車は、予想通り息子の「乗りこなしたい」というモチベーションアップには大いに寄与しました。
が、これがちょっとした遠回りになってしまったのかなと今となれば考えます。
もし、小さめの自転車をお持ちであれば、小さい方の自転車の補助輪を外して練習用として使うことをおすすめします。
自転車以外にあると良いもの:ストライダー
5歳の息子は補助輪なしの自転車に乗れるようになったのは 5歳になる手前でした。
ここからは余談です。
2歳の娘は、当然まだ自転車はおろか三輪車にも乗れませんが、おそらく自転車を乗りこなせるようになる時期はもっと早いと感じます。
その理由は、2歳の誕生日にプレゼントしたストライダーの効果です。
ハンドル操作や地面を蹴って前に進める(しかもかなりスピードも出る)ようになってまして、ちょっとした下り坂でもバランスをとって器用に乗りこなしています。
もし、まだ自転車の練習は先というお子さんであれば、ストライダーはおすすめです。
補助輪を外すまでの練習方法と手順
参考動画の中でも解説されている通り、補助輪なしで自転車に乗るには3つのスキルの習得が必要があります。
3つのスキルとは、ハンドル操作、ペダル操作、ブレーキ操作です。
ペダル操作やブレーキ操作は補助輪ありで経験をしているものの、ハンドル操作の習得は不十分です。よって、ハンドル操作の習得の手順を分解して身に付けるというのが解説動画のポイントです。
解説動画を参考に以下 4つの手順で練習することにしました。
- 子供と練習方法についてよく話す
- 補助輪を外した自電車を自力で歩いて押す
- 補助輪を外した自転車を跨いで歩いて押す
- 補助輪を外した自転車で坂道を下る・ブレーキを使う
- 補助輪を外した自転車を自力で漕ぐ
【手順1】子供と練習方法について良く話す
子供は時に大人以上にせっかちです。
自転車をただ押すだけの練習方法だと、「つまらない」と飽きてしまうことが安易に想像しました。
そこで、練習前にしっかり子供とこれからする練習方法について説明をしました。
- ネットで調べたら直ぐ自転車乗れる方法があった。
- ちょっとつまんないかもしれないけど、ちゃんと手順に沿って練習すれば直ぐ乗れる。
- 2時間だけ試してみよう。
以上の点を説明しました。
あと、これはうちではやりませんでしたが、子どもと一緒に解説動画を見るなんてことをしても良いかもしれません。
【手順2】補助輪を外した自転車を自力で歩いて押す
早速、自転車を使っての練習開始です。
まずは、補助輪を外した自転車を、右左のハンドルを持って、跨がずに自力で歩いて押す練習です。
一見簡単に思えますが、意外にもうちの息子は出来てませんでした。
まっすぐ進むこと、ハンドルを左右に傾けながら自転車の進む方向をコントロールするのって難しいんですね。特に自転車の大きさや重さによっては、さらに難易度が増します。
練習した場所は、近くの交通公園ですが、コースを2周したあたりから漸く安定感がついて来ました。
【手順3】補助輪を外した自転車を跨いで歩いて押す
跨がずに歩いて押す練習が身についた後は、跨いで押します。
動画では、ペダルの足置きを外すことを推奨しましたが、特にしていません。
やるに越したことはありませんが、面倒なので簡略化しました。
最初は、自転車を跨いで不安定のよちよち歩きですが、慣れていくと足で地面を蹴って勢いつけて前に進むようになります。
ここまでくると、ハンドル操作も大丈夫です。
【手順4】補助輪を外した自転車で坂道を下る・ブレーキを使う
ステップ3がおおかたできる様になれば、今度は緩やかな坂になっている場所に連れていきます。
坂を下る前に子供には、ハンドルについているブレーキについて教えます。
うちの息子の場合は、補助輪時代からブレーキについては心得ているつもりで、今一度ちゃんと聞いて理解させるためにも、ブレーキの仕組みを簡単に説明しました。
左右についているブレーキを引いて見せて、前輪後輪についているブレーキ部分が動くのを一緒に確認をしました。
強く引けば止まる、怖かったりで引く力が弱い場合あまりブレーキが効かないことも伝えます。
坂を下りながら、小まめにブレーキを引いて自転車を止め、ブレーキを緩めて進め、ブレーキを引いて止めを繰り返します。少しずつ間隔を広げます。
そうしているうちに、バランスを取りながら坂道を下るようになります。
ここまでくるとあとは、足をペダルにつけて漕ぐだけです。
【手順5】補助輪を外した自転車を自力で漕ぐ
ここまで来ればあと少しです。
自分でペダルを漕いで、自転車を進めるよう促しましょう。
漕ぎ始めのペダルも踏み込みやすい位置を教えましょう。
位置の目安は次の通りです。
- 右利きの場合、右側面から見て1時から2時の位置。
- 左利きの場合、左側面から見て10時から11時の位置。
最初のペダルの踏み込みと、漕ぎ始めのバランスが取れたら、もう一人で補助輪なしで自転車を漕げるようになっています。
最後に
5歳児の息子に自転車の補助輪を外す練習をしたときの経験をお伝えしました。自転車の練習でさ挫折していましたが、本当に動画で紹介の通り、練習方法を変えただけで2時間程度で補助輪を卒業できました。
自転車の練習方法のコツとしては、ハンドル操作を身に付けること。
そのためには、まずハンドルを持って自転車を押す、自転車を跨いで歩く、坂で下る・ブレーキを練習する、自力で漕ぐの順で進めました。
自転車の練習方法の話に限らず、何か学ぶ時も人に何か教える時も、なんとなくで試す・教えるより、ワンクッション置いて、一度調べることの重要性を改めて実感しました。
最後までご精読ありがとうございました。