『スマホ脳』レビュー|スマホ支配から逃れるためにちっぽけな我々にできること

前回に引き続き3冊目の書評記事です。

最近の悩みは本を読み終えるスピードに対してレビューを書くスピードが追いついていないこと。

この本に加え、もう一冊レビューを書くべき本がたまってます。

「分量も抑えて簡潔に」

言い聞かせながら参りましょう。

 

パピーゴ

さて、本日の書評で語りたいのはこちらの本です。

 

 

最近本屋の新書コーナーでよく見かける本。

スマホ、やっぱり脳に悪いのか?

スマホ・タブレットを子どもに与えているけど、これで良いのか?

そんな関心を持ちながら購入しましたが、総じてとても良かったです。

 

私なりに当初抱いた問題意識に対して十分なヒントを与えてくれました。

この良書をレビューしていきます。

 

本を買うか買わないかの判断材料を提供するだけではなく、この記事を通じてあなたの人生に何かプラスなる学びや気づきのきっかけとしたいです。

 

もしあなたが次に当てはまる方であれば、特に読んでほしいです。

特にこんな人に読んでもらいたい!!
  • スマホ依存症との自覚症状がある方
  • スマホ・タブレットとの付き合い方を見直したい
  • スマホが子供に与える影響について関心がある

『スマホ脳』について知っておくべきこと

まず、「最高の体調」について知ってもらいたい。

本書の紹介と、本書の構成や要点を簡単におさらいをします。

また、本書を読む前、読む上で参考になる情報もまとめます。

 

『スマホ脳』の内容と著者とアピールポイント

「スマホ脳」について、本の内容、著者、本のアピールポイントについて簡単に紹介します。

『スマホ脳』の内容(「BOOK」データベースより)

平均で一日四時間、若者の二割は七時間も使うスマホ。だがスティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デバイスを与えないという。なぜか?睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存―最新研究が明らかにするのはスマホの便利さに溺れているうちにあなたの脳が確実に蝕まれていく現実だ。教育大国スウェーデンを震撼させ、社会現象となった世界的ベストセラーがついに日本上陸。

『スマホ脳』の著者:ハンセン・アンデシュについて

ハンセン アンデシュ

1974年生まれ。スウェーデン・ストックホルム出身。前作『一流の頭脳』が人口一〇〇〇万人のスウェーデンで六〇万部の大ベストセラーとなり、世界的人気を得た精神科医。名門カロリンスカ医科大学で医学を学び、ストックホルム商科大学でMBA(経営学修士)を取得

『スマホ脳』のアピールポイント

本の広告からもわかる通り、スマホの影響について最新研究に基づいて訴えかける内容となっています。

  • 私たちは1日に2600回以上スマホを触っている。
  • 1日2時間を超えるスクリーンタイムはうつのリスクを高める。
  • ポケットにスマホを入れておくだけで学習効果は著しく低下する。

どれをとってもセンセーショナルです。

私が個人的に気になったのは「日本以外でどれだけ売れているか?」ですが、まだ売れているのはスウェーデンと日本くらいのようです。

このレビューを書いている3月上旬時点で英訳も出ていないようです。

 

一方、「スウェーデンで社会現象となった超ベストセラー」とあります。

水を差すようですが、どこまで本当かは疑問です。

スウェーデンと日本のGoogleで本のタイトルを検索してみた結果がこちらです。

左がスウェーデンのGoogleでの検索結果、中央が前著(和訳版なし)のスウェーデンのGoogleでの検索結果、右が日本のGoogleでの検索結果です。

本場のスウェーデンより、日本での方が反響がある?

そしてスウェーデンではそこまでこの本は有名ではない?

脱線してしまいましたが、そんな疑問を抱きました。

 

『スマホ脳』の構成と要点

本書は、10章から構成されています。
「スマホ脳」の目次
第1章 人類はスマホなしで歴史を作ってきた
第2章 ストレス、恐怖、うつには役目がある
第3章 スマホは私たちの最新のドラッグである
第4章 集中力こそ現代社会の貴重品
第5章 スクリーンがメンタルヘルスや睡眠に与える影響
第6章 SNSー現代最強の「インフルエンサー」
第7章 バカになっていく子供
第8章 運動というスマートな対抗策
第9章 脳はスマホに適応するのか?
第10章 おわりに
デジタル時代のアドバイス

 

以上の目次からでも本の内容が十分に把握できるかと思います。

個人的に一番目に止まってしまう「第7章 バカになっていく子供たち」ですが、章内の各節は以下の通りです。

  • 子供のスマホ依存
  • アルコールは禁止するのに
  • 用事には向かないタブレット教育
  • 報酬を我慢できなくなる
  • 学校でのスマホー敵か味方か?
  • スマホ追放で成績アップ
  • 若者はどんどん眠れなくなっている
  • 若者の精神不調が急増している
  • 長期調査の結果も同じ
  • インターネットを携帯できるようになった時代
  • 精神状態vs依存
  • スクリーンタイムの概念

「それでもあなたは子供にスマホを与えますか?」

ゾクっとしますが、そんな問い突きつけられる内容になっています。

 

『スマホ脳』を理解するために参考になる動画

ちょっとでも興味を持ってくれた方、今すぐポチるのもいいですし。

残りの記事を読んでいただくとともに、本の内容についてもっと分かる参考になる情報を紹介します。

 

おすすめユーチューブ動画:「【話題の本】スマホ脳|ギャンブル依存よりスマホ中毒?!」[サラタメ](21分)

本の解説動画のユーチューバーで私が一番好きなサラタメさん。

この本について概略を把握したいなら、サラタメさんの動画だけで十分だと思います。

 

Flier(本の要約サイト)での要約文

こちらは有料サービスなので契約している一部の方のみですが、本の要約サイトFlierでも本書の要約があります。

要約文を読んだ限りでも、読む時間10分程度の分量にしては、本の内容を的確に要約できていると思います。

もし契約されている方は以下のリンクよりご確認ください。

参考 スマホ脳flier

契約されていなくて、「そもそもFlierって何?」という方は過去記事を合わせて読んでくださいますと嬉しいです。

記事の中で紹介されているリンクからゴールドプランをお申し込みいただくと月額のお支払いが1割引きになります。

 

『スマホ脳』を読んで学んだこと

次に私がこの本を読んで学んだことについてお伝えします。

正直、役に立つ情報や気づきなどはこれだけではない。

厳選した結果、3つ取り上げます。

 

学び①:スマホという名の暗黒面(ダークサイド)

この本を読んで嫌というほど、スマホの中毒性について認識を改めることになりました。

スマホは、「かもしれない」での報酬中枢を刺激するよう設計されています

「何か自分にとって有益な何かがあるかもしれない」

そんなことを思いながらついつい隙間時間があるごとにスマホの画面を見ています。

これは、「私が」「あなたが」というよりは、「スマホ」がそのような中毒性を持っているからであり、「スマホ」を扱う全ての人はそのことを肝に銘じるべきというのが学びでした。

既にスマホ中毒になっている人は、相当な強い意志や強制力ある仕組みがない限り、スマホ依存を改めることができないはずです。

 

学び②:スマホが近くにあることによる弊害

本著の中では、さまざまな最新の研究結果から、スマホの与える悪影響について、思い知らされました。

  • 良質な睡眠を妨げる
  • 集中力を奪う
  • 精神不安に繋がる

加えて興味深かったのが、スマホが視界にあるが与える会話への影響に関する研究結果でした。

視界にスマホがある状態での会話は、「楽しくない」「相手の信頼しづらい」「共感しづらい」との実験結果があるようです。スマホの画面を見ていなくても、スマホが気になることによって相手との会話に集中できないと言ったことが起こるためのようです。

とてもわかる気がしますし、普段の行動を振り返って気をつけようと思いました。

 

学び③:スマホが与える子供への悪影響

スマホが人に与える悪影響を知りながら、大人でも自制が難しいスマホを子供に与えると何が起こるか。

この本では警鐘を鳴らしています。

 

さらにこの本では、冷静に考えてみれば当たり前ですが、怖い話をしています。

最近になってスマホの影響について様々な研究結果が出ていますが、これは4−5年前のものです。

試験や研究結果には通常4−5年のタイムラグがあり、今知り得ている最新の研究結果は、2015-2016年頃のものです。

現在のスマホの使い方で著しい悪影響があったとしても、それに直面するのは4−5年後で、色々手遅れかもしれません。

子供にもタブレットを使わせたりと積極的にデジタルに触れさせようと考えていました。

「スマホ依存症も、親がしっかり子供とコミュニケーションをとってルールを決めれば大丈夫」

そんな根拠ない自信も大きく揺らぎました。

大人でもスマホ依存を自制させるには難しい。ちょっと考えて見れば当然のようですが、盲信してました。

パピーゴ

以上が「スマホ脳」から得た私の学び3選でした♪

 

『スマホ脳』を読んで実践したこと

この本を読んだことによって沢山の学びや新しい知識を身につけられました。

ただ、インプットだけでは意味ありません。

読んで学んだことを行動に移して初めて本を読んだ真価が問われるものだと思ってます。

 

この本を読むことでどのようなあなたへの人生へのプラスの影響があるか。

ここでは、この本を読んで実践したことを紹介したいと思います。

 

実践①:著者の「デジタル時代のアドバイス」に耳を傾ける

この本の素晴らしい点は、本著を全体を通じて、著者が読者にアドバイスしたいことがまとまって掲載されています。

全てのアドバイスについてやったこと、やらなかったことを整理しました。

著者のアドバイスを受けて、やったこと、やらなかったこと

「現状」欄で既にできている項目は「1点」、できていない項目は「0点」とした時、23点中5点でした。

この本を読んで、自分なりに行動変容につながったと思ったのが「★」印が示してある5項目です。

備考欄に、やったことの詳細ややらない理由の詳細を記載しています。

 

実践②:スマホに支配されている時間を把握する・減らす

前述のアドバイスとも被りますが、この本によっていくつかの行動変容につながりました。

  • とにかく、スマホの使いすぎによる悪影響を減らす
  • 子供への良い手本になる

この二つの動機が、「スマホに支配される時間を把握する・減らす」という行動変容につながりました。

そこで具体的にやったことについて紹介したいと思います。

 

スマホ時間削減ためにやったこと①:スクリーンタイムで利用時間の把握

まず最初にやったことは、スマホの利用時間の把握です。

 

本の帯にも書いてましたが、1日のスマホの利用時間が2時間以上だとうつのリスクが高まるとのこと。

そこでiPhoneのスクリーンタイムの把握に努めました。

以下がスマホ脳を読み終える前の2週間前のスクリーンタイムの状況です。

スクリーンタイムの一日平均は2時間37分でした。これだけでもアウトです。

更に驚いたのは、持ち上げ回数81回と通知は200回です。

17分に1回のペースでスマホのロックを解除しているということになります。

また、7分12秒に1回何かしらの通知を受けていることになります。

「スマホ脳」に書かれているスマホの中毒性を定量的に思い知らされました

 

スマホ時間削減ためにやったこと②:スクリーンタイムを見えるところに表示させる

スクリーンタイムで確認してからというもの、自分のスマホ利用時間について無性に嫌悪感を頂きました。

 

ただ、一度調べたら、それっきり、1月もしたら忘れてしまう。

何か仕組みを考えなければ。

 

そこで行き着いた結論としては、「ウィジェット」でスクリーンタイムを常に表示させることにしました。

私の今のスマホ画面は下のような感じです。

2週間経過しますが、効果を実感しています。

スマホを操作するごとに、その日のスマホの利用状況が確認できるので、「今日は使いすぎ、セーブしよう」「スクリーンタイムに上がってくるからスマホ起動するのやめよう」という気が起きます

 

スマホ時間削減ためにやったこと③:通知をオフにする

もう一つは、通知をオフです。

スクリーンタイムの結果で表示されていた通知の多いアプリから順に通知をオフにしていきます。

私の場合、メールアプリやカレンダーアプリがかなりの通知回数を占めていました。

そこで、メールアプリとカレンダーアプリのそれぞれの通知設定をオフにしました。

手順は次の画面の通りです。

 

スマホ脳を読んでスマホ時間を削減した結果:

スマホの利用時間を減らすために通知とスクリーンタイムの設定を行なった結果は次の通りです。

結果として、スクリーンタイム、持ち上げ回数、通知回数が劇的に減りました

とても簡単で、10分ほどでできる設定ですので、おすすめです。

スマホ利用時間が気になるという方はぜひお試しください。

 

さいごに

以上が「『スマホ脳』レビュー|良書からの3つ学び・2つ実践したことの紹介」でした。

「スマホの中毒性」、「スマホが与える体・心に与える悪影響」、「子供への影響」の学びからスマホとの付き合い方を見直すきっかけとなりました。

また具体的には、著者のアドバイスに従い、スマホの利用時間を把握した上で、利用時間や頻度を見直すことに成功しました。

そういう意味でもこれだけの学びと変化をもたらしたこの本を読んで心から良かったと思っています。

ぜひ、興味を持っていただいた方は、本著を読んでいただくことを強くお勧めします。

 

この記事が少しでもあなたにとって参考になれば嬉しい限りです。

最後までご精読ありがとうございました。

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