2020年読書記録|一年で48冊読了、読書習慣の改善途上の1年でした

今回は、読書という切り口で2020年を振り返ります。48冊読みました。

完全に自分のための備忘ような形の記事になっていますが、読書についてこれまでの振り返りと展望をしていこうと思います。

この記事を読んでいただくことで、あなたにとってこんな効能があるかもしれません。

  • 自身の読書習慣を振り返るきっかけとなる。
  • この記事の中で触れられている本を読むきっかけができる。
  • 管理人についてどのような人間か見えてくる。

 

本題に入る前にもしこの記事を読み進めようと思われた方にメッセージがあります。

真面目に上から全て読もうとしないこと。

なぜなら、とても長いからです。

文字数にして3万字超え、表示される読書に要する時間は1時間以上です。

 

私があなたと同じ立場で、たまたまふらっと記事にたどり着いたのであれば、間違えなく途中で「戻る」ボタンを押すでしょう。

目次から気になる項目を探していただき、飛んでいただくのが良いと思います。

パピーゴ

それでは参りましょう〜♪

 

 

目次(クリックすると自動で飛びます)

今までの管理人にとっての読書について

この記事では、管理人が2020年を振り返って行ってきた「読書」を徹底解説します。良い機会ですので、「読書」という切り口で管理人の自己紹介から入らせて頂けたらと思います。

個人的な読書への思い入れ、これまで読んできた本、これまでの読書方法や読書週間に関する問題意識を記していきます。

パピーゴ

誰得〜?という内容ですが、もしご興味をいただけるようであれば読んでいただけるととても嬉しいです!

 

なぜ本を読むのか?自分にとっての読書とは?

この記事を書くにあたって、しばらく「自分にとっての読書とは?」という自問しました。

決して私は、自分のことを「読書家」と呼べるほど、読書に時間を割いていませんし、読書量も多くないですし、本に情熱を捧げているわけでもありません。

ただ、漠然とですが、「読書は生活の一部であるべきもの」であり、豊かな人生を送るためには「本を読まなくてはならない」という一種の思い込みを持っているのだと思います。

更に掘り下げると、父親の影響なのだろうと考えるに至りました。

 

子供の時の思い出:週末を図書館と本を読んで父親の姿

父は仕事人間で、母が育児や家のこと全般はやってました。

週末の父は主に仕事か、自分の時間を過ごすという感じだったのかなと思います。

少なくとも掃除・洗濯・炊事をやっていることは見たことはありません。

育児のメインも母親でした。

パピーゴ

時代が時代なんでしょうね。今の我が家の状況で私は真似できません。

家の中で影が薄かった父ですが、幼稚園・小学校低学年の時は、週末はよく父親と図書館に連れて行ってもらいました。

図書館に行っては、父親は小難しい本を探している間、私は子供の本のコーナーを見たり、図書検索用のパソコンを叩いて遊んでいた記憶があります。

図書館では父親には相手にされず、放置だったような気がしてます。

 

たまにキャッチボールで外で遊んでもらうことはありましたが、あまり相手はしてもらえなかったのか、私の記憶からその部分が欠落しているのか。

とにかく本を読んでいる時の父は「つまらない」との感じていたのをはっきり記憶しています。

同時に、大人は「本を読むのが、当たり前」という常識を自分の中で持つようになったのだと思います。

 

反抗期に聞いた「大統領になれたアイゼンハワーとなれなかったマッカーサー」の話?

読書は人生を豊かにする。

いろんな自己啓発本とかにも書かれていそうな内容ですが、これも父親の影響を受けて自分の価値観として刷り込まれていた気がします。

 

たまに思い出すのは、私が中高生くらいの時に父から聞いたある話です。

内容は、GHQでお馴染みのマッカーサーと第34代米アイゼンハワー大統領の話です。

覚えている内容は次の通りです。

大統領になれたアイゼンハワーとなれなかったマッカーサーの話の内容?
  • アイゼンハワーもマッカーサーも米国陸軍の士官学校ウエストポイント出身です。
  • マッカーサーは秀才でウエストポイントを卒業、アイゼンハワーは普通に卒業。
  • マッカーサーはアイゼンハワーは上司部下の関係だった。
  • けれど、アイゼンハワーは後に大出世し、連合軍最高司令官としてノルマンディー上陸作戦を指揮、米国大統領にまでなる。
  • マッカーサーは、大統領になることを目指したが、なれなかった。
  • アイゼンハワーは、読書家で寝る前に読書を欠かさずしていた。毎日数分の読書でも、生涯続けていれば相当な読書量になる。アイゼンハワーの大出世の秘訣は読書にあった。

ツッコミどころも満載ですが、当時は反抗期ながらも、「そういうものなのか」と聞いていました。

「読書をすると、人生が豊かになり、偉くなる」

そんな常識を自分の中に抱くようになりました。

 

さて、この話を記事に書くにあたって、この話についてネットで調べてみました。

  • アイゼンハワーとマッカーサーはウェストポイント出身で、マッカーサーが優秀、アイゼンハワーは普通だった。
  • 上司部下の関係で、とても相性が悪かった。

上の点はどうやら本当のようです。

ですが、アイゼンハワーが読書家だったという情報は検索結果からは見つかりませんでした。

一方、アイゼンハワーの一つ前の大統領、トルーマン大統領が熱心な読書家だったようです。

もしかしたら、父の勘違いか、私の勘違いかもしれません。

今度、父に聞いてみようと思います。

 

自分が父親になって、子供には読書習慣を身に付けて欲しい

父親の影響で、「読書は生活の一部であるべきもの」であり、豊かな人生を送るためには「本を読まなくてはならない」と思い込んでいる自分がいます。

これには父に感謝しています。

 

2児の父親になり、自分も父がしてくれたように、子供に読書習慣を見に付けてほしいと思ってます。

そのためにも、積極的に読書している姿を子どもたちに見せていこうと思ってます。

 

これまで読んだ本たち、自分を構成する成分

次にこれまでの自分が読んできた本について振り返りたいと思います。

小学生から大学を卒業するまでどのような本を読んできたか、社会人になってからどのような本を読んできたか簡単に振り返りしてみます。

 

社会人になるまでに読んだ本たち

小中高、大学で特に記憶に残っている本の振り返りですが、厳選すると次の通りです。

  • 小学校:ベルヌ
  • 中高:司馬遼太郎
  • 大学:村上春樹

他にも触れておきたい本は沢山ありますが、きりがないのでまずはこの三点にしぼります。

いつか記憶を呼び起こして、読んだ本すべてについて、記事でまとめたいと思います。

 

小学生のときに読んだベルヌが読書人生の始まりでした

私が初めて読んだ絵のない本は、小学4年生の時に読んだジュール・ベルヌの「海底2万マイル」でした。

きっかけは、これも父でした。父が昔読んだ本ということで、買ってもらったのがこの本でした。

 

当時の私の読解力ではとても難しく、ストーリーも追っていくのが精一杯でした。

結局、ノーチラス号は沈んでしまったのか、ストーリはモヤッとしたまま終わってしまいました。

けれども、読み終えた後は、初めて一人で読みを終えたという達成感で一杯でした。

 

父からにはその後、ベルヌの「地底旅行」「十五少年漂流記」を買ってもらい、それらも面白く読み終えました。

ベルヌとの出会いが私の長い読書人生の始まりだったと、今改めて思いました。

 

中高生の時読んだ司馬遼太郎の本、自分の子供に読ませたい本

中高生のときに読んだ本で忘れられないのは、司馬遼太郎の本です。

『坂の上の雲』と『竜馬が如く』です。

 

『坂の上の雲』は、当時土曜日に通っていた日本人学校の先生から貸してもらいました。

「兎に角読みなさい」ということで、8巻分を紙袋に入れたものを渡されたのがきっかけです。

「こんな長いの読めるか」と思いきや、2週間足らずで読み終えて我ながら驚いたのを覚えています。

 

『坂の上の雲』を読んで、間もなく、『竜馬が如く』を父から買ってもらいました。

父も司馬遼太郎が好きで、きっと『坂の上の雲』に夢中だった私を見て喜んでいたのでしょう。

余談ですが、父からは、何度も繰り返し愛読しているという『峠』という本を勧められていたと思い出しました。

結局、今に至るまで読んでませんが、今年中に読んでみようと思います。

 

大学生後半、村上春樹にハマり、アンニュイに就活する

高校卒業と同時に日本に帰国し、大学生になりました。

授業、バイト、サークル、飲み会等で忙しく、本を読む機会は、大学の授業の課題やレポート、卒論くらいでした。

 

大学3年生で、これから就職活動を開始するというタイミングで村上春樹に熱中しました。

大学の先輩方と飲んでいる時に、よく村上春樹の話題になることから、ついていこうと思い読み始めたのがきっかけです。

『風の歌を聴け』、『1973年のピンボール』、『羊をめぐる冒険』、『ダンス・ダンス・ダンス』と何かに取り憑かれるように読み進めました。

これから社会人の一員になるべく、就職活動の真っ只中の私にとって、自分と自分以外を切り離したような世界観は「害」そのものでした。

今振り返るとあまり真剣に就職活動に打ち込めてなかったなと。

運良く希望する会社に就職し、社会人10年超ですが転職もせず、同じ会社で働けています。

 

社会人になってから読んだ本たち

社会人になってからですが、ここからはビジネス書やいわゆる教養書中心の読書です。

2013年(社会人4年目)からは読書記録をbookmeterというサイトに登録するようになり、読んだ本を記録しています。

長くなりますが、ざっと以下のような感じです。

2013年~2019年に読んだ本たち
  • 堀越二郎『冷戦 その誕生と栄光の記録』
  • 柳田邦男『零式戦闘機』
  • 池井戸潤『オレたちバブル入行組』
  • 池井戸潤『オレたち花のバブル組』
  • 産経新聞社『国民の憲法』
  • 保坂正康『陸軍良識派の研究』
  • 池井戸潤『ロスジェネの逆襲』
  • 藤原正彦『国家の品格』
  • 村上春樹『1Q84 BOOK1 (4月-6月)』
  • 石原莞爾『最終戦争論』
  • 原尻淳一『読書HACKS!知的アウトプットにつなげる超インプット術』
  • ルース・ベネディクト『菊と刀』
  • 森俊憲『筋トレを続ける技術-自宅で気軽に体脂肪燃焼』
  • 池井戸潤『銀翼のイカロス』
  • 安井望、町田慎一郎『導入ガイド グローバルシェアードサービス』
  • 門田隆将『なぜ君は絶望と闘えたのか 木村洋の3300日』
  • 黒川伊保子『キレる女懲りない男―男と女の脳科学』
  • 内田明香、坪井健人『産後クライシス』
  • 百田達成『察しない男 説明しない女 男に通じる話し方 女に伝わる話し方』
  • 石蔵文信『なぜ妻は、夫のやることなすこと気に食わないのか エイリアン妻と共生するための15の戦略』
  • 朝日新聞記者有志『朝日新聞 日本型組織の崩壊』
  • 青木寿幸、竹内謙礼『会計天国』
  • 青木寿幸、竹内謙礼『戦略課長』
  • 大石健一『3時間熟睡法―簡単に疲れが取れる 驚くほど頭が活性化する』
  • 下川裕治『本社はわかってくれない 東南アジア駐在員はつらいよ』
  • 勝海舟『氷川清話』
  • 武藤正敏『日韓対立の真相』
  • 日本総合研究所戦略マネジメントグループ『グループ経営力を高める本社マネジメント―低成長期の組織戦略』
  • 枡野俊明『禅、シンプル生活のすすめ』
  • 外山滋比古『思考の整理学』
  • 半藤一利『昭和史 1926-1945』
  • 戸部 良一、寺本 義也、鎌田 伸一、杉之尾 孝生、村井 友秀、野中 郁次郎『失敗の本質―日本軍の組織論的研究 』
  • 楠木新『人事部は見ている。』
  • 本田健『ユダヤ人大富豪の教え』
  • 松田久一『成功と失敗の事例に学ぶ戦略ケースの教科書』
  • 国貞克則『決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法』
  • 大前研一『企業参謀』
  • J・モーティマー・アドラー、V・チャールズ・ドーレン『本を読む本』
  • 竹埜正文『株式価値評価入門―数字の意味がキチンとわかる!』
  • 村上春樹『風の歌を聴け』
  • 村上春樹『1973年のピンボール』
  • 青木寿幸,竹内謙礼『貯金兄弟』
  • アムウェイルール研究所『愛されるアムウェイ嫌われるアムウェイ』
  • 青木寿幸、竹内謙礼『猿の部長 マーケティング戦略で世界を征服せよ!』
  • 清武英利『しんがり 山一證券 最後の12人』
  • 山崎将志『残念な人の思考法』
  • 須賀義一『保育士おとーちゃんの「叱らなくていい子育て」』
  • 瀧本哲史『戦略がすべて』
  • 三枝匡『経営パワーの危機―会社再建の企業変革ドラマ』
  • 樋口裕一『頭がいい人、悪い人の話し方』
  • 大津広一『ビジネススクールで身につける 会計力と戦略』
  • 三枝匡『戦略プロフェッショナル―シェア逆転の企業変革ドラマ』
  • 森田松太郎、杉之尾宣生『撤退の本質』
  • 三枝匡『V字回復の経営―2年で会社を変えられますか』
  • 上田惇生『NHK「100分de名著」ブックス ドラッカー マネジメント』
  • 山田 真哉『さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学』
  • 菅原裕子『お父さんだからできる子どもの心のコーチング』
  • 岩瀬大輔『入社1年目の教科書』
  • 中室牧子『「学力」の経済学』
  • Phil Knight 『Shoe Dog』
  • 河合敦『岩崎弥太郎と三菱四代』
  • 山本七平『「空気」の研究』
  • 佐藤航陽『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』
  • 河合雅司『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』
  • 萩原博子『投資なんか、おやめなさい』
  • 山崎元、大橋弘祐『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』
  • 横山光昭『はじめての人のための3000円投資生活』
  • 池谷裕二『記憶力を強くする―最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方』
  • 西内啓『統計学が最強の学問である』
  • 相良敦子『モンテッソーリ教育は子を育てる、親を育てる お母さんの「敏感期」』
  • 新井紀子『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』
  • 木村尚敬『ダークサイド・スキル 本当に戦えるリーダーになる7つの裏技』
  • ケビン・クルーズ『1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣』
  • 長沢朋哉『世界一やさしい「思考法」の本―「考える2人」の物語』
  • 前田裕二『人生の勝算』
  • 堀江貴文『すべての教育は「洗脳」である 21世紀の脱・学校論』
  • 尾原和啓『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書』
  • 城山三郎『官僚たちの夏』
  • ユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福』
  • ユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福』
  • 池山英洋『西洋美術史入門』
  • 池上彰『おとなの教養 私達はどこから来て、どこへ行くのか?』
  • ジョン グレイ『ベスト・パートナーになるために―男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール 男は火星から、女は金星からやってきた』
  • 高草木陽光『なぜ夫は何もしないのか なぜ妻は理由もなく怒るのか』
  • 池上彰『世界を変えた10冊の本』
  • 石野雄一『ざっくり分かるファイナンス 経営センスを磨くための財務』
  • マーティ・O・レイニー『内向型を強みにする』
  • 築山節『脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める』
  • 安藤寿康『日本人の9割が知らない遺伝の真実』
  • ピーター・ティール、ブレイク・マスターズ『ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか』
  • 橘玲『言ってはいけない 残酷すぎ言ってはいけない 残酷すぎる真実』
  • 堀江貴文『多動力』
  • 黒木亮『シルクロードの滑走路』
  • 黒木亮『島のエアライン 上』
  • 黒木亮『島のエアライン 下』
  • 黒木亮『トップ・レフト ウォール街の鷹を撃て』
  • 河合雅司『未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること』
  • 池井戸潤『下町ロケット』
  • 福永武彦『現代語訳 古事記』
  • 篠原信『自分の頭で考えて動く部下の育て方 上司1年生の教科書』
  • スコット・ギャロウェイ『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』
  • おおたとしまさ『<喧嘩とセックス>夫婦のお作法 』
  • ダニエル・キイス『アルジャーノンに花束を〔新版〕』
  • ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド『FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』
  • 遠藤周作『海と毒薬』
  • ヤニス・バルファキス『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』
  • 木村尚義『ずるい考え方』
  • 築山節『フリーズする脳 思考が止まる、言葉に詰まる』
  • ビジャイ・ゴビンダラジャン、クリス・トリンブル『ストラテジック・イノベーション 戦略的イノベーターに捧げる10の提言』
  • 草薙龍瞬『反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』
  • 亀井卓也『5Gビジネス』

パピーゴ

ざっと転記してましたが、かなりの分量で疲れましたー。お恥ずかしながら、ただここ数年の関心や悩みが筒抜けになってます。

 

これまでの読書方法と読書についての問題意識について

読書についての思い入れやこれまで読んできた本についてお伝えしました。

次に私が現在やっている読書方法と抱いていた問題意識についてまとめたいと思います。

 

読書時間が確保できない私が実践している読書法:「聴く」読書

私が実践している読書法は、自分の生活スタイルに最適化した特徴的な方法です。

ここ3年くらい前に取り入れてほぼ9割以上の読書はこの方法でやっています。

それは、携帯の読み上げ機能を活用した「聴く」読書です。

 

最近はAmazonのAudiobookなどで本を「聴く読書」されている方もいらっしゃると思います。

私のやり方は、少し異なります。

 

Amazonで電子書籍を購入し、キンドルアプリで電子書籍を表示し、スマートフォンの読み上げ機能を使い、スマートフォンが読み上げた音声を聴くというものです。

 

基本的に私の主な読書時間は、皿洗いと洗濯物、移動中のみです。家事や育児でまったく読書の時間ができないという方にはおすすめの読書法ですので、もしご興味があれば、こちらの記事をご参考にしてください。

Kindleの読み上げで本を聴く|誰でも週1冊ペースで本が読める読書法

 

問題意識:読んだ内容が記憶に定着しない、行動に結びつかない、読んでも意味がない?

「聴く」読書を実践するようになって、忙しい毎日の中で、一定量の読書ができるようになりました。

ただ、一切の視覚情報なく、一方的に入ってくる音声による本の内容では、中身を理解したり、考えを巡らせたりするのには難しい部分があります。

気になった言葉があった場合、そのことについて考えを巡らせると、その間の読み上げ内容は頭には入りません。

逆に、読み上げについて行こうとすると、大凡の確率で忘れます。

音声を止めて、活字を読み返す、聞き返すなどずれば良いのですが、それでは面倒です。

 

どうすれば、「聴く」だけでは十分ではなく、何かを加えてやらないと、折角読んだ内容が活かせない。

そんな問題意識をもっていました。

パピーゴ

この問題意識の対処については、2020年の一年かけて取り組みました。後述します。

 

2020年の読書目標と達成状況

私のこれまでの読書について、読書の思い入れ、読んだ本、問題意識について紹介しました。

いよいよ、2020年の読書について語りたいと思います。

 

2020年は飛躍の年にしたいと思いを持って、「年間の目標」というものを30過ぎにもなって初めて考えて、作りました。

その中で読書について、次の2つの目標を立てました。

  • 年間52冊の本を読む
  • 読書習慣の改良

その内容と、達成状況について解説します。

 

読書の量に関する年間目標:週1冊、52冊の本を読む

一つ目の目標は、「週1冊ペースを目安とし、年間で52冊の本を読む」ことでした。

ここ数年間で読んだ本の数としては、次の通りででした。

  • 2018年:41冊
  • 2019年:11冊

特に2019年は、「聴く読書」に不向きなAndroidスマートフォンに切り替えたことで、読書量が劇的に落ち込みました。

そうした反省もあり、ちょっと高めの読書量の目標を設定しようと思いました。

また、2019年秋にはiPad Proを購入したことで「聴く読書」を積極的にできるようになったことに加え、2020年中にiPhoneに機種変をしようと思っていたので、そうした読書環境を織り込んだ目標でした。

 

達成状況は次の通りでした。

  • 読んだ本の数:48冊(4冊/月)
  • 読んだ総ページ数:15,095ページ(41.35ページ/日)

 

パピーゴ

当初の目標は未達でしたが、80%は達成してますので、まずは合格と自己評価しています。

 

読書の質に関する目標:読書習慣を改良する

二つ目の目標は、読書の質を高めるために読書方法や習慣の改善することでした。

方向性としては「アウトプットを前提」とした読書に切り替えることを掲げました。

 

具体的には、ブログ・SNS等で読んだ本の感想を書くということを一年通して行いました。

このブログの記事では、2020年の読書記録に加え、これまでの私の読書についてあれこれを包括的に記載しています。

元はというと、読んだ本について、それぞれの読んだきっかけと感想を一言記録する程度のものでした。

本を読み終えるたびに、記事を更新していきました。

そして、記事を更新するごとにTwitterでリンクを貼り付けた甲斐があり、サイト内で二番目にアクセス数の多い記事に育ちました。

 

ブログにアウトプットするという着想自体は良かったと思います。

ただ、1つの記事に読んだ本全ての感想を更新していくというのは改善の余地ありと思ってます。

2万字超えで分量が多く、書き手にも読み手にも決してフレンドリーな内容とは言えません。

 

ただ、こうした新しい取り組みを始め、一年間継続できたことは満足しています。

2020年に読んだ本たちの紹介とひと言感想

ここまでたどり着くまで長かったですが、2020年に読んだ本たちについて紹介します。

読んだ本48冊全ての概要、購入先リンク、読んだきっかけ、ひと言感想についてまとめました。

 

 

自分の中に毒を持て(岡本太郎)

【オススメ度】B-
【読了日】2020年1月25日
【ページ数】256
読むきっかけ

マコなり社長が大学時代に読んだ人生を変えた本として紹介されていたがのがきっかけ。

ひと言感想

常に自分と向き合って、社会の常識や自分の中の弱みと戦いながらその一瞬を真剣に生きることを問うている。とても、読んでとても勇気付けられた。

10代で巡り合えれば人生変わってたかもと思う。このような生き方ができればと思う、一方、共感・追体験要素があまりなく、特に自分のアクションにはつながらなかった。

ただ、今後人生の中での大きな決断の時に改めて読み返して、勇気付けられたいと思った。

 

ホモ・デウス 上: テクノロジーとサピエンスの未来(ユヴァル・ノア・ハラリ)


【オススメ度】B
【読了日】2020年2月1日
【ページ数】280
読むきっかけ

半年以上前にサピエンス全史を読んで感銘して、次作ということで読みたいと思っていた。こちらも本を要約ユーチューバーのサラタメさん解説動画を見て、更に後押しされた。

ひと言感想

文明の発展や人類至上主義を俯瞰して概観することができた。普遍的に人々の行動は「虚構」に構造的に支配されている。

 

ホモ・デウス 下: テクノロジーとサピエンスの未来(ユヴァル・ノア・ハラリ)

【オススメ度】B
【読了日】2020年2月6日
【ページ数】280
一言感想

上巻からの勢いであっというまに読了。人間至上主義に行き着く先は何か、一つの可能性を提示している。人間(神や宗教)➡︎人間(個々の思考)➡︎人間(データによる最適化)➡︎データそのもの(人間自体に居場所はない)というのが、これからのパラダイムの可能性だいう。生活の便利さを追求し、生活のデジタル化を積極的に取り入れているが、その姿勢について改めて考えなければならないかと思った。

とは言えど、スマートウォッチを使って睡眠スコアは計測したい。Google Mapなしには、目的地に辿り着けない。行動を改めることはないが、問題意識だけは強く印象づけられた。

 

ビジョナリー・カンパニー 2 – 飛躍の法則(ジム・コリンズ

【オススメ度】B
【読了日】2020年2月11日
【ページ数】360ページ
読むきっかけ
ビジネス書の中でも名著中の名著と呼ばれており、つい最近受けた社内研修でも、講師にもビジネスパーソン必読書との解説を受けた。その講師は、「2の飛躍の法則」は読む価値あるが、それ以外は「どちらでも良い」とのこと。前作を読まないのには抵抗があったが、講師の紹介に忠実に2から読むことにした。
ひと言感想
良好な企業が偉大な企業に飛躍するには、「第五水準のリーダーシップ」のもと、「誰をバスに乗せて誰を下すか」「針鼠の法則と三つの円(情熱・世界一・経済的原動力)」の決定が重要。個人レベルでは、第五水準のリーダーシップを持てるよう、仕事以外での「三つの円」の実現が必要。教科書に書かれているような経営戦略論や「マッチョ」なリーダシップ論とは逆のことが書かれているので目から鱗であった。

 

7つの習慣 人格主義の回復(スティーブン・R.コヴィ)

【オススメ度】A
【読了日】2020年2月23日
【ページ数】560ページ
読むきっかけ

自己啓発本の王道中の王道。日記をつけたり、食生活・睡眠など良い習慣をどのように身につけるか試行錯誤する中、前々から気になっていた本著を読んで見ようと思った。

ひと言感想

7つの習慣(①主体的である②終わりを思い描くことから始める③最優先事項を優先する④Win-Winを考える⑤まず理解に徹し、そして理解される⑥シナジーを創り出す⑦刃を研ぐ)それぞれを長い人生の中で必ず、習慣化・実践していこうと思った。

まずは、自分のミッションステートメントを作るところから開始する。これを今年中に作り上げることを一年の目標に加えようと思った。

なぜこの本を30過ぎになるまで一度も読んでこなかったのか後悔。これまで読んできた自己啓発本の中でも最も影響を受けそうな・受けたい本。

 

たった1分で仕事も人生も変える 自己紹介2.0(横石崇)

【オススメ度】C
【読了日】2020年2月27日
【ページ数】224ページ
読むきっかけ

新しく入った社会人サークルで自己紹介スピーチすることになったので、当てもない中、Amazonで「自己紹介」の検索キーワードでヒットした本著を藁にすがる想いでこの本を読むことにした。

ひと言感想

自己紹介の目的は相手との信頼関係を築くためのものであり、どのような価値を提供できるかを語るもの。

職場の自己紹介などは、延々との職歴など話すが、聞いもつまらない。自分がどのような価値を提供できるか軸足をおいた自己紹介を心掛けたい。

本書の中でも紹介されていた「私はこれからxxxの時代になると考えている」は是非使ってみたい。

 

最短の時間で最大の成果を手に入れる 超効率勉強法(メンタリストDaiGo)

【オススメ度】C+
【読了日】2020年3月6日
【ページ数】272ページ
読むきっかけ
YouTubeで一時期よく見ていたメンタリストDaiGoの書籍であること、効率的なインプット法について何かヒントがないかと考え、この本を手に取る。
ひと言感想

学生の時に読んでいればよかった。アクティブラーニングの重量性、地頭を鍛えるためのゲーム、成長のマインドセットなど色々日々の生活に取り入れられると感じた。

ただ、これまで読んだ脳科学の本などとも被る内容もあり、書いている内容の有り難みはそこまで感じなかった。とは、言えど、効率的に学習する方法が取っ付きやすく解説されており、現役の学生や学校の教師の方に読んで日々の学習方法として取り入れる余地は大いにあると感じた。

大学受験を控えている歳の離れた弟がいるが、2冊目を購入して弟にプレゼントした。

 

ファシリテーションの教科書: 組織を活性化させるコミュニケーションとリーダーシップ(吉田素文)

【オススメ度】C+
【読了日】2020年3月9日
【ページ数】204ページ
読むきっかけ
普段の仕事で立場の違う他部門の人を交えて会議の議事進行を行なっている。会議のファシリテーションを少しでも改善したいとの思いで、この本のタイトルに出会った。著者がグロービズということもあり、体系的にファシリテーションについて学べると期待。
ひと言感想

ファシリテーションについて、「仕込み」(=議論の目的、参加者の状況、論点の事前把握)と「さばき」(=傾聴、議論の方向づけ、対立や感情コントロール)の二つの異なるスキルの発揮が求められる。会議進行の際には、この本に掲載されている図等を目に入る場所に置き、会議の議事進行臨みたい。

 

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」(安宅和人)

【オススメ度】B-
【読了日】2020年3月13日
【ページ数】248ページ
読むきっかけ

Amazonがオススメするままに、偶々タイムセールだったこともあり購入。

ひと言感想

「犬の道」に陥らないためにも、イシューの見極めが極めて重要。良いイシューの3つの条件とは本質的な選択肢であること、深い仮説があること、答えを出せること。

日々の業務を進める中でも「仕事のための仕事」としか思えないような業務が多い印象を持っている。イシューの見極めに意識して業務に取り組む必要があると思った。

書いている内容について、まだ消化しきれていないので、また読み返す。

 

幸せになる勇気 (岸見一郎・古賀史健)

【オススメ度】B
【読了日】2020年3月21日
【ページ数】296ページ
読むきっかけ

前作の嫌われる勇気は目から鱗で、アドラー心理学、承認欲求を捨てること、課題の分離など多くのものを吸収できた。続編ということで、前々から読みたいと思っていて、ようやく手にとるようになった。

ひと言感想

前作を読んでからしばらく経っており、記憶を呼び起こしながら読み進める。幸福な人生をおくるためには自立し、共同体意識を持ち相手を愛することが必要と理解。

何度か読み返して、幸せな人生を送るためのヒントを身につけたい。

 

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする (グレッグ・マキューン)

【オススメ度】B+
【読了日】2020年3月31日
【ページ数】320ページ
読むきっかけ

この本の存在はユーチューバーのサラタメさんの動画で知る。サラタメさんが確か4本くらいの動画でエッセンシャル思考について、またその実践方法について解説していて、内容が濃いことは買う前から確信していた。

ひと言感想

充実した人生を送るためには、常に「より少なく、しかしより良く」を意識し、行動する必要がある。やりたいこと、やらなければならないことに埋もれている生活を送っているが、改めて、立ち止まって自分の課題の取捨選択しなければならないと痛感。7つの習慣にもあった、ミッションステートメントを作る必要性を感じる。

 

世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事 (津川友介)


【オススメ度】A-
【読了日】2020年4月3日
【ページ数】198ページ
読むきっかけ

これもサラタメさんの紹介ユーチューブ動画を見て購入。

ひと言感想

健康本はこれ一冊で良い。白い肉、茶色い炭水化物、オリーブオイル・野菜を積極的に取り入れる。周りの健康に関する情報は疑ってかかる、ソースやリサーチ手法をしっかり確認すべし。

正直、この本を読んでからというもの、毎日の3食で常にこの本の内容を意識するようになった。白米・赤い肉を食べるときはこれは罪悪感を感じ、鳥・魚・オリーブオイル・ナッツ・野菜を食べる時は、いい気分になる。今年最も影響を受けた本と言っても過言ではないと思う。

 

両利きの経営 (チャールズ・A. オライリー、マイケル・L. タッシュマン)

【オススメ度】B
【読了日】2020年4月12日
【ページ数】369ページ
読むきっかけ

会社の上司から勧めでこの本を読む。『イノベーションのジレンマ』を超える最重要理論として本の帯でも紹介されており、本の表紙を見て買って読む決心がついた。元々『イノベーションのジレンマ』については昨年読んでおり、この分野の経営論には関心があった。

ひと言感想

イノベーションの時代において、知の探求と深化を器用に進めて行く必要がある。世の中の流れ、会社の動きを理解する上で参考になった。

また、個人レベルでも「知の探求」につながるスキル・マインドセットを持つことが、これからのビジネスパーソンとしての価値を高めることにつながると考えた。

 

ペスト (カミュ)

【オススメ度】B-
【読了日】2020年5月1日
【ページ数】476ページ
読むきっかけ

コロナで世の中の先行きが不透明になる中、偶々オリエンタルラジオの中田敦彦のユーチューブ動画がきっかけ。

今売れているという点と、話のネタ目的で、珍しく小説に手を伸ばす。

ひと言感想

久々の小説。小説はフィクションであり、物語の世界と現実の世界は別もの。昨今のコロナで、世の中のありとあらゆるものが根幹かは揺るがされ、世界中が悲しいニュースで包まれる中、この小説の世界と現実の世界がどこか繋がっているような錯覚に陥った。

とても興味深く思えたのは、この物語の中に出てくる登場人物の描写の仕方だ。皆それぞれペストと向き合う姿を写しており、誰一人悪く書かれていない。みな一生懸命戦っている。ネットやメディアに嫌気が差している中、この本にめぐりあえてよかった。

 

21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考 (ユヴァル・ノア・ハラリ)

【オススメ度】B+
【読了日】2020年5月16日
【ページ数】472ページ
読むきっかけ

前々作の『サピエンス全史』、前作の『ホモ・ゼウス』について、三部作目ということで、必ずこの本は自分を知的に豊かにしてくれるという確証を持って買って読むことを決めた。

ひと言感想

時事公論でも読んでいるのかという感覚に陥った。しかも、視点はグローバルで、長期的で、長い人類の歴史を俯瞰しての解説。とっても面白いし、多くの人に読んでもらいたい。

科学技術が進歩していく中で人類は、どこに向かい、個人として何を注意しなければならないか。物語は人を突き動かすが、人を溺れさせるという諸刃の剣。究極的には、己を知ること、向き合うことが必要と理解。

この本を読んで次のアクションをとることに決めた。(1)ビッグデータが支配する世界の動向についてアンテナを張ること、(2)己を知るために瞑想を取り入れること。

 

苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」 (森岡毅)

【オススメ度】B+
【読了日】2020年5月24日
【ページ数】308ページ
読むきっかけ

これもサラタメさんの紹介ユーチューブ動画を見て買って読むことを決めた。

ひと言感想

自分が就活中にこの本を読んでいたら、人生変わっていたかも。社会人を10年間以上の中堅であるが、この本の内容が突き刺さる。

自分の軸やブランドを持つこと、挑戦すること。

この本を読んで、(1)資本家になる、(2)自分のブランディングし、主体的にキャリア・プラインニングが必要と考えた。

 

LIFE SHIFT(ライフ・シフト) (リンダ グラットン、アンドリュー スコット)

【オススメ度】A
【読了日】2020年6月8日
【ページ数】428ページ
読むきっかけ

これもサラタメさんの本の紹介のユーチューブ動画。「人生100年時代」という言葉を良く聞くようになり、改めてこの言葉が意味すること・世の中の動きを把握したいと思った。

ひと言感想

今後の100年人生を生き抜く上での必読書。これまでのは教育、勤労、引退の3ステージの人生が当たり前であったが、これからはマルチステージの人生にシフトして行くことがもとめられる。そのためにも、自分の人生の軸をしっかり持つこと、そして、有形資産のみならず、無形資産の形成、生産性資産、活力資産、変身資産の蓄積も重要。

この本を読んで次のことをして行く。①稼ぐ力を身につけるための投資、②パートナーを巻き込んだマルチステージの生き方のすり合わせ、③人生のミッションステートメント作成。

 

目からウロコのコーチング なぜ、あの人には部下がついてくるのか? (播摩早苗)



【オススメ度】B-
【読了日】2020年6月18日
【ページ数】227ページ
読むきっかけ

マコなり社長のYoutube動画でコーチングについて理解するのであれば、この一冊で十分として紹介されていた。

ひと言感想

仕事と子育てで活かせないかと思い手に取った。コーチングの肝は、主人公である話相手が、その人の中にある目標とその答えに気づき、前進できるよう促すコミュニケーション。

この本を読んで明日から子供との会話において、①相手の話を遮らない、②復唱スキルを通じて相手を受け入れる、③Iメッセージの発信の3点をやっていく。職場の飲み会もこうしたスキルの練習の場として捉え、自分のスキルとして磨きをかけたい。

 

なぜ人と組織は変われないのか――ハーバード流 自己変革の理論と実践(ロバート・キーガン,リサ・ラスコウ・レイヒー)

【オススメ度】B
【読了日】2020年7月14日
【ページ数】440ページ
読むきっかけ

マコなり社長のユーチューブ動画で自己変革の手段として免疫マップが紹介されているのを見て、買って読むことにした。

ひと言感想

精神論では人や組織は変われない。自己変革・組織改革のための必読書。書いてある内容は納得感を持つことができ、あとはどう実践するか。

人と組織が変われないのは、変わろういう意思に反して強い免疫力が作用するから。改善目標、阻害行動、裏の目標、強力な固定観念を「免疫マップ」の作成を通じて明らかにすること。固定観念を検証し、学習成果を定着させる。本書の中でいくつかの詳細な実例の紹介があり、実際にこのステップに基いて、個人や組織を変えていくイメージを持てた。

免疫マップを知っているだけでは意味がないので、時間をかけて自分が抱えるビッグイシューで作ってみたい。まだ、試せていないが、これが本当に有効ならば、人生を変える良書。

 

GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代(アダム・グラント)

【オススメ度】B
【読了日】2020年7月27日
【ページ数】382ページ
読むきっかけ

前々からFlierで興味はあったタイトル。Twitterでフォローしているたべっちさんの本書の書評を読んで購入しようと思いました。私の拙い感想文なんかよりもとても本について網羅的に思慮深く解説されていていますので、リンクもさらせていただきます。

ひと言感想

ギバーがなぜ成功するのか、実例も豊富で納得感とこれからはギバーでありたいと素直に思えた。特にブログやTwitterを通じて、最近は新しい人との付き合い方を実践中のこのタイミングで読めて本当によかった。

家庭や職場などでの対人関係におけるヒントも満載。特に直ぐにでも意識して実践してしたいのと思えたのは次の点:

  • 自己成就予言(期待することの効果)の力。子供との接し方で大きなヒントとなった
  • 伸び代は「やる気」で判断すべき。逆に自分も「やる気」で今後の伸び代を評価されると考えると、「やる気PR」は重要
  • 悩みや課題を共有する時にはアドバイス・シンキング(相手にアドバイスを求める)が有効
  • ボランティアを通じて自己成長・幸福になるは活動は年100時間を目処とするのが良い
  • 与える人になるための心の筋肉の鍛え方も重要。子供にギバー教育をどのようにしていくか今後考えたい。
  • テイカーとの付き合い方は、寛大なしっぺがいしなどして時にマッチャーになる。
  • 交渉などにおいて自分の主張を行う際に関係説明(他の人の代理人として振る舞う) ことが有効。
  • ギブが露出する環境を作ることによるギバーになる仕組みづくりできる。

 

ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理(バートン・マルキール)

【オススメ度】B+
【読了日】2020年8月3日
【ページ数】521ページ
読むきっかけ

数年前に職場の先輩にこれだけは読んどきなさいと言われ、いつか読まねばと先回しに。

「運用手数料が安い株式インデックスファンドをやっとけば間違えないだろう」と結論付けて2018年1月からつみたてNISAの運用開始。昨年12月頃まで運用利回り20%近くになり、それがコロナショックで一時的にマイナスに落ち込み、現在は10%代に回復。

一定利回りが確保できたタイミングでイグジットしても良かったのではないか。毎月機械的に一定額積み立てる方式で良いのか。諸々疑問が出てき、もう一度ランダム・ウォーク理論をしっかり勉強しようと思い、コロナを機に読むことを決意。

ひと言感想

この本の結論としては、最もprovenなインデックスファンドによる資産形成を行うべきというもの。その根拠として、これまで歴史上繰り返されてきた投資家たちの愚行や各金融商品のリターンなどデータなどわかりやすく解説されている。

本当に読んで良かったの一言。金融リテラシーを身につけるための必読書であり、誰にでもおすすめしたい。こういうことを学校で教えてくれるといいのになとも思う。資産形成について真剣に考えられている方でも、そうでない方でも買って読むだけの価値があると個人的に思う。特に本の中で紹介されているデータ(図)などをざっと目を通すことと、「第12章の財産の健康管理のための10カ条」と「第15章 ウォール街に打ち勝つための3つのアプローチ」をそれぞれ読むことをおススメしたい。本屋に立ち寄った際には、ぜひ。

この本を読んで次の行動をしたいと思う。

  • 現在進めているつみたてNISAは続ける。
  • つみたてNISA以外の投資は、本著でいう「思考停止の歩き方」に徹する。これから米国ETFを中心に検討予定。
  • 「手作り型の歩き方」として、勉強目的で始める。少額で国内の個別株式への投資を始める。

 

「自分だけの答え」が見つかる13歳からのアート思考(末永幸歩)

【オススメ度】B
【読了日】2020年8月7日
【ページ数】344ページ
読むきっかけ

またもマコなり社長の動画「大人が必ず学ぶべき科目 TOP3」で紹介あった書籍です。第3位はアートということで、本書が入門書として勧められていてポチりました。

美術について苦手意識を持っていたこともあり、苦手意識を克服し、さらに教養としてのアートをしっかり勉強し直すきっかけになればと思いました。

ひと言感想

読み進めていくうちに後ろからバットで殴られるような感覚を持った。

アートについて無知でどのように楽しめば良いのかわからなかったが、この本を読んで、アートに対する印象が180度変わった。

アウトプット鑑賞を通じて目の前のアートと対話し、自分なりの答えを導くことが大切であること。また、アートに限らず、目の前の出来事や問題などを見る時の視点(常識を疑う、多角的に見流、抽象の階段の上り下り等)にも通じるものがあると感じた。

教養人に一歩近づいたような。この本に巡り合えてよかった。

 

史上最強の哲学入門(飲茶)

読むきっかけ

こちらもマコなり社長の動画「大人が必ず学ぶべき科目 TOP3」で紹介あった書籍です。第1位は哲学で、本書が入門書として勧められていてポチりました。

ひと言感想

まさに新感覚。

哲学というとっつき難い内容のはずなのに、マンガでも読んでいる感覚でスラスラと読み進められてしまう。

紀元前から20世紀までの哲学を、「真理」「国家」「神」「存在」の4つのラウンドに分け、それぞれの哲学者が議論を戦わせるように展開されていく。

この本を読み終えたときには、それぞれの登場人物の名前、ざっくりとした主張が理解できた。入門書としては120点満点。これだけでは終えては行けないと思うので、引き続き哲学日ては勉強していきたい。

 

フェルマーの最終定理(サイモン・シン)

【オススメ度】B
【読了日】2020年8月24日
【ページ数】495ページ
読むきっかけ

アメリカでの高校時代に数学の授業で読んだ本。当時、学校の課題などで日々追われる中で、「数学の授業で小説を読ませるとは何事だ、趣味を押し付けるんじゃない」と内心憤りを感じながら、斜め読み、sparknoteなどの要約サイトでおさらいして、授業に臨んでたと思う。中身についてはちんぷんかんぷん、「なんか日本人やたら出てくるな」くらいの印象しか覚えていない。

中田敦彦のYouTube大学の動画でこの本が解説されているのを見て、かつて読んだ本に興味を持ち、再び読むことを決めた。

ひと言感想

とても読み応えのあるノンフィクションだった。高校時代に本当に読んでいたのかと思うくらい印象的で心に残る内容だった。

1つ目に、真理を追求する数学の世界観が興味深い。スコットランドの草原に一匹の黒い羊を見た時の、天文学者と物理学者と数学者のそれぞれの見方の違いに関する小話が面白く、数学者とは何かを物語っている。天文学者「スコットランドの羊は黒い!」、物理学者「スコットランドの羊の中には黒いものもいる」、数学者「スコットランドには少なくとも1つの草原が存在し、その草原には一頭の羊が含まれていて、その羊の少なくとも一方の面は黒い」。私は数学者には向かないと思った。

 

2つ目に、アンドリュー・ワイルズのフェルマーの最終定理を証明に至るまでの闘いの様子。少年時代にフェルマーの最終定理に出会い、自分の奥さん以外にはフェルマーの定理に取り組んでいることを明かさずに孤独に8年間奮闘したアンドリュー・ワイルズ。300年解けなかった難問の証明を発表するシーンには胸が熱くなった。また、証明を発表後、証明の瑕疵が見つかってから解消に至るまでも、思わず目頭が熱くなった。

 

但し、高校時代に読んだ時と同様、今回も数学的な内容については、やはり、ちんぷんかんぷんだった。当時はこれを読んで授業で小テストやらプレゼンテーションしていた。自分の数学頭脳はかなり退化してしまったのだろう。

 

ふがいない僕が年下の億万長者から教わった「勇気」と「お金」の法則(小林昌裕)

【オススメ度】C+
【読了日】2020年8月27日
【ページ数】495ページ
読むきっかけ

「友人からよかったら持ってって」とのことで、本のタイトル的にも興味を持てたので、もらって読んでみた。なお、その友人は読んでないとのこと。

著者が、偶然にもよく聴いているポッドキャスト『副業解禁!稼ぐ力と学ぶ力』と知り、ご縁を感じる。

ひと言感想

新しいことをチャレンジするきっかけや後押ししてくれる本。副業にチャレンジする際のマインドセットはこの本がとてもヒントになる。(ハウツーの知識に興味のある方は、ポッドキャストがお勧めです。私は聴くだけで、何もやってませんが)

特に印象的だったのは「嫌だから選ぶ」ことの重要性。人生を変えるには普段からの「選択」を変える必要があり、取りがちな「選択」ではなく、「取った方が良いのだけど、取るのに躊躇してしまうような選択」を積極的に取った方が良い。

書くのは簡単だけれども、とても難しいことだと思うが、小さな成功体験を積み重ねて日々日頃から意識していきたい。

 

ゼロ秒思考(赤羽雄二)

【オススメ度】B
【読了日】2020年8月29日
【ページ数】226ページ
読むきっかけ

マコなり社長のYoutube動画で自己変革の手段としてメモ書きがが紹介されているのを見たのがきっかけ。メモの魔力を読んでiPadとapple pencilを購入して1年経ったが、未だにメモの習慣が身についていない。1分メモであれば取り組めるのではないかとの期待し、読んでみた。

ひと言感想

毎日A4紙に1分で思考を整理して書く習慣を身につければ、人生が変わるというもの。内容について完全に腹落ちして、早速取り入れているが、今日で4日目だが、本の中で書かれているゼロ秒思考の状態に近づいていると実感している。 これが習慣として定着して、ゼロ秒思考が身についたとなれば、「人生を変えた一冊」になる。

まずは、3週間続けてみて、結果はブログの記事で紹介したいと思う。

また、『7つの習慣』を読んでから未だアクションできていないミッションステートメントや『なぜ人と組織は買われないのか』を読んで学んだ免疫マップもいい加減に着手しなければとと思っている。1分メモが良い準備作業になるので、次の具体的な一手として、1分メモを実践していく。

 

自分でできる子に育つほめ方 叱り方(島村華子)

【オススメ度】B-
【読了日】2020年8月30日
【ページ数】193ページ
読むきっかけ

モンテッソーリ教育の本は何冊か読んだことがあるが、頭の中ではわかっててもどうしても子供に怒ってしまったり、言い分を聞かなかったりしてしまう。

そんな時、アマゾンセールで安くなっていたのでポチってみた。

ひと言感想

この本を読んでいる最中、読んでからは子供とのコミュニケーションで本の内容を意識するようになった。傾聴やアクティブリッスニングの重要性、ほめ方はプロセスを褒める、しかり方はIメッセージ・まずは感情を受け止めるを今後も心がけたい。

この手の本は、普段から子供との接し方を見直すためにも定期的に読んだ方が良いと感じた。

 

子育てベスト100―「最先端の新常識×子どもに一番大事なこと」が1冊で全部丸わかり(加藤紀子)


【オススメ度】B+
【読了日】2020年9月6日
【ページ数】391ページ
読むきっかけ

本屋で見かけたこともあって前々から興味があった。前回読んだ「自分でできる子に育つほめ方叱り方」を購入時にAmazonより推奨されていた。気がついてらポチっていた。恐るべしAmazon。

ひと言感想

タイトルの通り子育てのベストプラクティスが凝縮されており、子育てに新たな視点を取り入れ探究するには最適。手軽に試せそうなものも多いので、気になったものを一つづつ取り入れていきたい。

特に早速取り入れたいと思ったのが、「子供と一緒に瞑想をする」「プログラミングを学ぶ」「アートに触れさせる」。これに限らず、コミュニケーションの仕方・接し方等で日常生活の中であらゆるシーンで取り入れていきたいと思う。

一つ一つのコツを実践してみてその効果を記事にまとめるみたいなことをしても面白そう。

あと意外だったのが、書かれている内容について結構自分でも知識としては理解しているものが多かった点。例えば、育児に限った話ではないが、「風呂は就寝90分前がベスト」など。伊達にノウハウコレクターやっていないとの変な自信に。中途半端な理解だったものが、本書を読んで理解が深まった。問題は実践か。

 

学び効率が最大化するインプット大全(樺沢紫苑)

【オススメ度】B+
【読了日】2020年9月11日
【ページ数】378ページ
読むきっかけ

実はこのブログを運営を始めるきっかけの一つになった本。

前から本屋での立ち読みとサラタメさんの本の紹介のYoutube動画で本のアウトラインは掴んでいたつもりでいたが、実は読んでいなかった。Amazonセールで安くなっていたのでポチッと。

ひと言感想

インプットの質を劇的に改善できる考え方やハウツーが凝縮されていて参考になった。基本的な考え方としてインプットは「アウトプット前提」(AZ)に行うべき、ゴールを明確にすること、日常のありあらゆる経験・体験もちゃんとしたフィルターを通せば自己の成長につながる。

「アウトプット前提(AZ)」の考え方を知り、ブログ運営を開始したこともあり、本を読む前からこの本の内容をここ数ヶ月間意識して実践してきた。読んだ本の記録をつけたり、学んだり体験したことを記事にまとめたり。日常のありとあらゆることについて「記事にできないかな」「Twitterのネタにならないかな」と意識するようになってから、日々の充実感と特に記憶力が劇的に改善した(ような気がする)。

考え方だけではなく、インプット効率化のための具体的なティップも参考になった。例えば、セミナー参加する時は、事前に質問や目的を明確にすること、座る位置は「最前列」にするなど。気付きは「3つ」で良いので、インプットから得ることを意識する(逆に欲張りすぎない)など。

ここで書かれていることを意識して、(1)観察力を磨く(人との対話・風景)(2)ブログ・SNS・手元メモへのアウトプットの習慣化と更に磨きをかけること(3)曼陀羅図による頭の中の整理をやることを決めた。

 

「具体⇔抽象」トレーニング 思考力が飛躍的にアップする29問(細谷功)


【オススメ度】B
【読了日】2020年9月20日
【ページ数】287ページ
読むきっかけ

これもマコなり社長の紹介本。

最近はAmazonに「マコなり社長信者」と言うレッテルを貼られているようで、勝手におすすめ本リストに掲載されていた。

Amazon恐るべし。きっと私と同じような購買パターンの人がたくさんいるんでしょうね。

ひと言感想

知力は横軸で情報量(具体)、縦軸で抽象度で広がる。

多くの人は横軸での知識・情報をインプット・アウトプットはできるが、これだけだとAIに置き換わってしまう。コモディティー化しないためにも、日頃から抽象の階段を行き来できるようにならなければならない。そんな危機感を抱く。

人とのコミュニケーションにおいて、話の階層化や抽象度のレベルを意識することが重要と改めて認識。最近職場で上司や同僚と論点がブレブレの不毛な議論をしてしまったが、まさにこの抽象の世界でしっかり座標を抑えて議論すれば良かったのだろうと思った。

この本を読んで、日頃から物事を「抽象化」と「具体化」の訓練を重ねていこうと思った。一つの物事から、「一般化」、「言い切り」、「あるべき論」を頭の中で整理する習慣を身につける。一方、そうした抽象の話を人に伝える場合、伝え方・伝えるタイミング・伝える相手によっては問題になるため注意が必要と思った。

 

メタ思考トレーニング 発想力が飛躍的にアップする34問(細谷功)

【オススメ度】B-
【読了日】2020年9月20日
【ページ数】188ページ
読むきっかけ

「具体⇆抽象」トレーニングを読み終えて、次読む本を探していると同じ著者の本を発見。

しかも、Kindleunlimintedの対象ということで、迷わずポチる。

ひと言感想

メタ思考のできる人間とは、自分を客観視するとともに自分の無知を自覚した上で他人の考え方も受容できる。そして、物事の上位目的や抽象化によりヒントを得た発想(アナロジー思考)で問題解決ができる。

 

逆にメタ思考ができないと自己矛盾の残念な人間に。本の中の挙がっていた例えでも、心当たりがありグサリと来た。

・他人のことは安易に一般化するが、自分は特殊だと思い一般化されるのを嫌う。

・他人の失敗は「実力がない」と決めつけるが、自分の失敗は「運が悪かった」と決めつける。

・他人が自分に対して正論を吐くと「一部だけ見て言うな」と感じる一方、自分も他人に正論を吐く。

 

特に面白かったのが、アナロジー思考。あらゆる物事は因数分解し、抽出した因子をほかの物事に横展開し、仮説を立てることが可能。例:ライザップ同様に、これから教育・転職・婚活分野で「結果にコミットする型」サービスが出てくるのではないか?

 

「Why型思考」が仕事を変える 鋭いアウトプットを出せる人の「頭の使い方」(細谷功)

【オススメ度】B
【読了日】2020年9月20日
【ページ数】287ページ
読むきっかけ

抽象⇆具体とメタ思考について同日3冊目。それぞれ内容が被っており、どの本で何を言っていたか、わからなくなりつつあるが、頭に染みつかせい一心で読むことに。

またもkindleunlimitedであったため購入のハードルなし。

ひと言感想

これまで何も疑うことなくWhat型人間でいたがこの本を読んだことでさらに危機感を覚えた。

昔、思考の整理学と言う本を読んで「ヒコーキ人間」と「グライダー人間」の話があったが、Why型はヒコーキ人間、What型はグライダー人間なんだと思った。

仕事の進め方、コミュニケーションの取り方など「なぜ」を意識するのとしないのでアウトプットの質・自己成長が全然違う。これもTPOをわきまえる必要があるが、常に「なぜ」を問い、「相手」の向こう側に何があるのか、前例や常識を疑う視点を持って業務に取り組もうと改めて思った。

3冊連続同日に細谷さんの本を読んで、だいぶ頭の中でWhyや抽象化、アナロジー思考が定着した気がした。理論で知ったので、あとは実践していきたい。

あと、読む順番は間違えたかなと。もし、感想を読んでくださる方がいる場合、Why型、抽象具体、メタ思考の順番がおすすめです。Why型は、メタ思考同様kindleunlimitedなので、気になる方はぜひ。

 

夢をかなえるゾウ1(水野敬也)

【オススメ度】B
【読了日】2020年9月22日
【ページ数】410ページ
読むきっかけ

本の要約サイトFlierで夢をかなえるゾウ4の要約を読んだ。書籍に興味をもったのと夢をかなえるゾウシリーズは読んだことなかったので、1から読んでみることに。これもkindleunlimitedで全く、軽い気持ちでポチる。

ひと言感想

自己啓発を読んだり、人生を良くしようと努力しているつもりだけど、結局何も変わらない、変わってない。そんな主人公と自分を重ね合わせて読み進めた。

 

4連休の最終日、家事をしながら耳で読書。小説の冒頭、主人公は関西弁の変な神様ガネーシャに言われるがまま、毎日一つづつ教えを実践するようにとの契約を結ぶ。逆に教えが実践できないと一生成功なんてできないと。本を聞きながら、本の教えを守るように「靴磨き」と「トイレ掃除」を行った。たしかに心が現れる。お昼は近場でラーメンだったが、大盛り無料のところ「腹八分目にする」を思い出し、普通盛りで。いつもお腹いっぱいになって、眠くなってという失敗を繰り返して来たが、今日は生産的に家事ができた。今晩寝る前によかったこととして振り返りたい。

 

ストーリーが本当に愉快で面白く、ここで出てくる学びも本当にためになる。 「毎日、感謝する」「身近にいる一番大切な人を喜ばせる」「やらずに後悔していることを今日から始める」といったなかなか頭で大切さをわかってても実践が難しいものから、「靴磨きをする」「トイレ掃除をする」「腹八分目にする」という手の届きそうな習慣化まで、より良い人生を送るにはまず実践していきたい。

 

夢をかなえるゾウ2(水野敬也)

【オススメ度】B-
【読了日】2020年9月22日
【ページ数】244ページ
読むきっかけ

夢をかなえるゾウ1があまりにもよかったので、続けて2を読む。これもkindleunlimitedで躊躇なくポチる。

ひと言感想

まず夢をかなえるゾウ1があまりにも良く期待した分、実際読んでみて満足感薄し。

 

ストーリとしては面白く、いくつか学びがあり実践していきたいと思う。特に印象に残った学びは次の3点。

 

「店員を喜ばせる」:店員に対して「金を払っているんだから」と横柄な態度を取っているような人はダメ。店員さんに「ありがとう」「美味しかったよ」など普段から声がけしないと。子供にも教えたい。

 

「人の意見を聞いて直す」:なかなか出来ていない。全てで当てはまるわけでないが、多くの場合において、「自分は正しい」「変えるのが手間・面倒」を理由に人の意見に耳を向けないことがある。

 

「楽しみを後に取っておく訓練をする」:今やらなくて良いことなのに優先して着手、また今やらなくてはならないことなのに後回しにする。全て自己管理能力が足りていないから。ポイントは自己管理を「訓練する」こと、自分に言い聞かせながら、日々を過ごしたい。

 

夢をかなえるゾウ3(水野敬也)

【オススメ度】B
【読了日】2020年9月25日
【ページ数】362ページ
読むきっかけ

夢をかなえるゾウ2は期待したほどではなかったので、3を読むか躊躇したが、読み進めることにした。
これもkindleunlimitedで躊躇なくポチる。

ひと言感想

2作目に比べるとだいぶ良かった。エンタテーメント要素も抜群、学びも気づきも多い。

1を読んだ時と同様、変わろうとこれまで努力するも変われずにいた主人公。ガネーシャからの課題を解いていくごとに主人公が成長しなりたい自分に近づいていく。

 

特に印象的だったのが、主人公がいなり像を売る過程で学んだこと、経験したこと。商売成功の秘訣は「お客さんに感動を与えること」「一緒に働いている人に感謝する」。

そこらのビジネス書にも書かれていることと同じだが、ギャク要素満載のこの小説の中で語られると、納得感。

 

あとはなりたい自分になるためのテクニックとして、「目の前の苦しみを乗り越えたら得られるものを紙に書く」「目標を『見える形』にして目につく場所を置く」など参考になった。

 

夢をかなえるゾウ4(水野敬也)

【オススメ度】B+
【読了日】2020年9月27日
【ページ数】353ページ
読むきっかけ

これまで夢をかなえるゾウシリーズを読み進めてきたが、ようやく最新刊。

もともとFlier(本の要約サービス)やサラタメさんの動画で内容をざっくり把握していて、良書であることに疑いはない。

これはkindleunlimitedの対象ではないが躊躇なくポチる。

ひと言感想

物語としても学びとしても本当に読む価値のある本。

夢をかなえるゾウ1同様、主人公と自分を重ね合わせ、余命3ヶ月を宣告されたら、何をするか、残された人に何を残すか、そんなことを考えながら読み進めた。

読んだだけで終わらせずしっかりこれからの送る人生に刻んでいきたい。特に「人間が死に間際に後悔する十のこと」は肝に銘じる。

1.本当にやりたいことをやらなかったこと

2.健康を大切にしなかったこと

3.仕事ばかりしていたこと

4.会いたい人に会いに行かなかったこと

5.学ぶべきことを学ばなかったこと

6.人を許さなかったこと

7.人の意見に耳を貸さなかったこと

8.人に感謝の言葉を伝えられなかったこと

9.死の準備をしておかなかったこと

10.生きた証を起こさなかったとこ

後半部分については、とても難しい内容だった。夢は諸刃の剣で、人を不幸にする。

 

夢は人を前に突き動かす原動力になる。けれども、到達できない夢を追うことで不幸になる。夢の諦めるのは難しい。

 

学んだのは、過去の小さな夢の達成を噛み締めること。達成したことを一つずつ、記録し時に振り返ることが重要。昨年から日記をつけるようになったが、日記を継続することの重要性を改めて実感。

 

もう一つ学んだことは、どんな偉人でも未達成の夢を抱きながら死んでいった点。ただそうした夢の大半は他人が引き継いで実現している。夢は自己完結型よりは他人と共有・継承できるものが良い。

 

本当に学びの多い一冊となった。間違いなく今年読んだ本の中で指5本に入る気がする。今回は、この記事のホームラン本3選の記載箇所で更新しないが、記事全体の項目なども工夫しようと思う。

 

LOVE理論(水野敬也)

【オススメ度】B-
【読了日】2020年9月30日
【ページ数】260ページ
読むきっかけ

前にサラタメさんの解説動画を見たことがあって何となく興味があった。

夢をかなえるゾウシリーズを読み終え、同じ著者であることを知り、kindleunlimitedであったことからポチる。

ひと言感想

とても面白く読み進められたが、端的にお下品な内容だった。人に言うは躊躇する内容。

 

いわゆる恋愛のハウツー本で、具体的なテクニックが面白おかしく語られている。10代・20代の独身時代に読んでいれば、実践していたが疑問だが、もしかして人生変わっていたかも?!

 

妻子持ちのため、改めて強調しておきたいが、書かれている内容をそのまま実践するニーズや機会はない。けれども対人コミュニケーション全般に広げて捉えると参考になると思った。

 

やはり大事なのは、自分よがりではなく相手が何を考えているか、求めているかしっかり認識すること、メタ認知すること。更に相手の気持ちを良くしたり、話しやすくしたりするテクニックは身につけて損はない。

愛するということ(エーリッヒ・フロム)

【オススメ度】B-
【読了日】2020年10月2日
【ページ数】260ページ
読むきっかけ

前にFlier(本の要約サイト)でこの本について読み、興味を持った。

たまたま、前に読んだLOVE理論が「お下品」だったので、別のアングルから「愛」について読んでみようと思った。

ひと言感想

書いてある内容が難しく、消化できているわけではないけれども、色んな気づきのある良書だった。

 

一つ目は、愛することを技術として捉えること。愛する・愛されることについて考えるとき、無意識に「対象」の問題としてとらえてしまう。

結局のところ、本著の主張のように「技術」として捉え修練するという立場を取った方が建設的。幸福や充実感に繋がる。

 

二つ目は、愛を市場原理(GIVE&TAKE)で捉えてはいけないこと。

自分が施すことで相手に見返りを求める。

良好な関係に局所的に効果があるかもしれないが、相手からの見返りがなかったり不十分だったりすると、逆効果になる。

 

三つ目は、自分を知ること相手を信じること。その技術を習得するためにも、日頃から瞑想をし、メタ認知力を鍛えることが有効という。

 

Steve Jobs: The Exective Biography(Walter Isaacson)

【オススメ度】B
【読了日】2020年10月14日
【ページ数】568ページ
読むきっかけ

10月に人事異動で事業会社に出向することになった。異動前の懇親会で新しい配属先の事業部長がこんなことを語りかけてくれた。

「スティーブ・ジョブスみたいな夢を語って世界を作り変えよう」

社会人になってからこんなことを語る人は見たことはなく、その時は言葉に表せない感銘を受けた。

 

ところが、感銘を受けた「スティーブ・ジョブス」についてあまり詳しく知らない。改めて本著を読もうと思った。

 

10歳から17歳までをカリフォルニア州サンノゼで過ごした。クパティーノ・サニーベル・パロアルトといった地名は個人的に馴染みのある地名。第二の故郷だと思っている。地元が同じという共通点を再確認して、人との会話のネタにも使えればと思った。

 

更に、和訳版だと2冊に跨ぎ、また高いことから、千円未満で購入できる原文で読むことにした。

ひと言感想

あまりにも面白く印象的だったので一言で語るにも無理がある。語るとしたら、4点ほど記しておきたい。

 

(1)スティーブ・ジョブズは凄すぎ

スティーブ・ジョブズが現在のレオナルドダビンチと呼ばれる所以がわかった。

Appleの創業者、Apple II・Macintosh・iMac・iPod・iPhone・iPadの生みの親、pixer復活の立役者はもちろん。

本を読んで感じたスティーブ・ジョブズの凄いことを一言で言うと、「人々のライフスタイルが目指すべきものを、自らが思い描いた姿を具現化し、世の中を作り替えてしまったこと、そしてそれを何度もやって退けたこと」。

パーソナル・コンピューター、GUI(マウスによるパソコン操作)、音楽・映画配信、PCのメディアのハブ化、スマホはなど、スティーブ・ジョブズは現在の人々の「当たり前」を形づける製品・サービスを世の中に送り出してきた。

スティーブ・ジョブズがいなければ、現在の「当たり前」はもっと違うものになっていたのは間違えなしと思った。

 

(2)スティーブ・ジョブスは「わがまま」

スティーブ・ジョブズは偉大。紹介されるジョブズのエピソードを知るごとに、彼は真の「わがまま」だと確信した。

約束は守らない、人を非難中傷する、手柄を横取りする。自分の父親だったら、兄弟だったら、上司だったら、同僚だったらと想像するとぞっとする。身近にいたら本当に嫌。勝手な印象だけれども、ジョブズにノイローゼにさせられた人間、被害者の会の会員を名乗る人は3ケタはいるはず。

それでも「わがまま」であったからこそ、人々をReality Distortion Fieldに巻き込み、素晴らしい製品・サービスを世に生み出してきた。また、人々から慕われ、愛されてきたのだと思った。

 

(3)凡人は絶対にスティーブ・ジョブスにはなれない

凡人には真似できない。「わがまま」のジョブズほど極められれば良いが、中途半端だと人を不幸にする。

少しでも偉大になるヒントがないかと思い読み進めたが、これは私の間違えだった。

 

(4)世の中の動きにアンテナを高く張る

ここからは自分の話。

読むきっかけでも記載した通り、私は10歳から17歳をジョブズの地元で過ごす。ジョブズの出身校のホームステッド高校は隣の学区。通っていた中学校・高校のパソコンはApple製。そして、中学校のパソコン授業の先生が「MicrosoftがMachintoshをパクった、あいつらは最悪だ」と。

よく遊びにいく友達の家のパソコンは初代iMac。外見も透明のプラスチックのケースで、素直にかっこいいと思っていた。そして、若干の反抗期に入っていた私は、学校で学んだことも踏まえて、知ったかぶりをしてWindows派の父親にApple製の方が良いと訴えていた。けれども家のパソコンでAppleが採用されることはなかった。

高校時代は、sony製のMDプレイヤーを見せびらかしながらjpopを聴いていた。スタイリッシュな見た目と物珍しさに友人たちの目を惹きつけていたが、いつしか数百曲収容できるipodが出てきて見向きもされなくなる。それでも、made in japanに誇りを感じながら一生懸命使い、周りにもPRし続ける。

以上が、自分の中高時代のAppleに関するちょっとした思い出。

GAFA全てに言えることだけれども、Appleがここまでの大企業に成長し、世界を形づけるとは思いもしなかった。そう考えると、これから世界を変えていくような製品やサービスは案外、身近にあったりするのではないかと思った。改めて世の中の動きにアンテナを高く張っていこうと思った。

 

人を動かす( D・カーネギー)

【オススメ度】B+
【読了日】2020年10月16日
【ページ数】251ページ
読むきっかけ

自己啓発本の王道として有名な本として認識していたが、これまで読む機会がなかった。

ひと言感想

本の目次には、人を動かす3原則、好かれる6原則、説得する12原則、変える9原則が記されており、目次だけでもどこか目につく場所に置いておくだけでも、本の題名のことができる人間になっていける気がする。

  • 人を動かす3原則
    1. 盗人にも五分の理を認める
    2. 重要感を持たせる
    3. 人の立場に身を置く
  • 人に好かれる6原則
    1. 誠実な関心を寄せる
    2. 笑顔を忘れない
    3. 名前を覚える
    4. 聞き手にまわる
    5. 関心のありかを見抜く
    6. 心からほめる
  • 人を説得する12原則
    1. 議論を避ける
    2. 誤りを指摘しない
    3. 誤りを認める
    4. 穏やかに話す
    5. 「イエス」と答えらる問題を選ぶ
    6. しゃべらせる
    7. 思いつかせる
    8. 人の身になる
    9. 同情を寄せる
    10. 美しい心情に呼びかける
    11. 演出を考える
    12. 抵抗意識を刺激する
  • 人を変える9原則
    1. まずはほめる
    2. 遠回しに注意を与える
    3. 自分の過ちを話す
    4. 命令をしない
    5. 顔を潰さない
    6. わずかなことでもほめる
    7. 期待をかける
    8. 激励する
    9. 喜んで協力させる

どれも納得感をもってぜひ明日から実践したい。。。と思うが、30つは覚えるには多すぎ。

どれも共通していえることは、人と接するときは感情任せにならず、常に相手にどうして欲しいか、そのために何をするべきか、相手から見て自分はどう写るかを意識することが重要と思った。そのためにも鍛えなければならないのは、メタ認知力。

全て一片に実践するというよりは、原則を目のつく場所において、1日1つずつ原則を実践していくようなことをしたいと思う。これらを意識しながら、日頃の人とのコミュニケーションの取り方を磨いていきたい。

 

 元素周期表で世界はすべて読み解ける〜宇宙、地球、人体の成り立ち〜(吉田たかし)

【オススメ度】B-
【読了日】2020年10月27日
【ページ数】216ページ
読むきっかけ

アマゾンでセールになっていたのでポチってみた。

仕事で元素記号に触れることが多くなり、化学について知識を身につけることができればと思った。あと、本のタイトルが壮大だったのも興味が湧いた。

ひと言感想

高校の化学の授業以来、元素周期表などまともに目にすることはなかった。大人になっても全く困ったことないし、多分必要ない知識だと思ってた節がある。

この本を読んで、元素周期表についてとても親しみを持てるようになった。元素記号を知ることは、宇宙の成り立ちをはじめ、我々の人体を知ることになる。目から鱗だった。

特に面白かったのは、元素記号の縦の関係。カリウムとセシウム、カルシウムとストロンチウムはそれぞれ縦の関係。カリウム・カルシウムは人体に含まれるが、セシウム・ストロンチウムは人体に毒。人体に含まれる元素の上下に位置する元素記号は人体に毒の可能性が高い。最も外側の軌道の原子の数が同じため、人体が間違えて取り込もうとするからという。

他にも原子宇宙は水素が92%、ヘリウムが8%の状態から始まり、核融合によって、炭素、窒素、酸素など徐々に思い元素が作られてきたこと。そう考えると、地球以外の惑星に水があるのは必然のように思えるなど。

完全に理解しきれたわけではないが、化学や元素記号に関心を持てるようになった。

「ひらがな」で話す技術(西任暁子)

【オススメ度】B-
【読了日】2020年11月04日
【ページ数】213ページ

読むきっかけ

キャッチーなタイトルだったのと、セールで安くなっていた。

仕事や子育ての場で何か役に立たないかと思ってポチる。

ひと言感想

話し方のコツについて今日から実践したい学びが多かった。

特に前々から課題ととらえていた「えー」の多用問題への解決策。「えー」を小さい声で言う、心の中で言う、代わりに息を吸う。ポイントは「えー」を抑えるのではなく、うまくコントロールすること。

もう一つ、「気持ち良く話せているときは注意」というのも肝に銘じたい。確かに、「この人気持ちよさそうに話しているな」と感じるときは、大抵相手の話を冷めて聞いていたりする。気をつけよう。

 

チーズはどこへ消えた?(スペンサー・ジョンソン)

【オススメ度】B-
【読了日】2020年11月6日
【ページ数】96ページ
読むきっかけ

おすすめの自己啓発本でよく見かけるタイトル。

kindle unlimitedの対象だったため、サクッとポチる。

ひと言感想

サクッと読了。

VUCAの時代に必読書。身の回りのあらゆることを消えたチーズに例えて捉えられる。ネズミと小人のチーズの話だけれども、子供への読み聞かできればいいなと思った。いい絵本があればいいのだが。

 

成長マインドセットー心のブレーキの外し方(吉田行宏)

【オススメ度】B+
【読了日】2020年11月10日
【ページ数】304ページ
読むきっかけ

購買履歴からamazonが推奨する本にも必ず表示されている。

こちらもkindle unlimited。本のタイトル的にもとても惹かれる内容。ということでポチる。

ひと言感想

とてもわかりやすく、成長の5原則について理解できた。

一つ一つの課題を時間をとってやったほうが良いのだろう(このステップを端折ってしまった)。

目の前の悩みの糸が解きほぐされていくような感覚を覚えた。

成長の5原則:(1)バランスの良いアイスバーグの成長、(2)悩みのブレーキを外す、(3)大きな子供ブレーキを外す、(4)自分理念・自分軸のアクセルを踏む、(5)正しい強い動機アクセルを踏む。

unlimitedの本の中でこれは指何本かに入る良書と思った。

 

Who We Are and How We Got Here: Ancient DNA and new science of the human past(David Reich)


【オススメ度】C
【読了日】2020年11月18日
【ページ数】368ページ
読むきっかけ

サピエンス全史を読んで以来、人類史に興味を持っていた。Amazonでセールで安くなっていたのと、原文だと更に安くなっていたことから購入を決意(300円くらいだったか)。

ひと言感想

英語で馴染みのない専門用語などもあり、ちょっと難しかったという印象。

あと、本の内容もあんまり読み物としてよくないのかなという印象を受けた。経緯などが一生懸命描かれているが、「結論は何?」問いたくなるような箇所が結構あった。

本の中で出てくる図は参考になった。

 

No One Is Too Small to Make a Difference(Greta Thunberg)


【オススメ度】B-
【読了日】2020年12月2日
【ページ数】112ページ
読むきっかけ

今やっている仕事内容が環境問題に直結していることもあり、グレタさんの主張については関心があった。けれどもHow Dare Youでネタにすることはあっても中身は知らなかったため、改めて彼女の主張を見てみようとおもった。

ひと言感想

「今まで何も知らないでごめんさい」

読み終えた後の率直な感想だった。この本を読むまでグレタさんのことを、熱意はあるが、若干感情がコントロールできない女の子という印象を持っていた。この本を読んでそうした先入観を持っていたことに申し訳なさを感じた。

高校生とは思えないほど数々の演説の内容はしっかりしていて、驚きだった。そして、人を動かすだけの説得力・具体性もあり。環境問題について深く知る、真剣に向き合うためにも良書と言えるし、人を動かすスピーチ集としてもとても参考になるとおもった。

 

SHIFT: イノベーションの作法(濱口秀司)


【オススメ度】B
【読了日】2020年12月15日
【ページ数】324ページ
読むきっかけ

たまたま著者の濱口さんの講演会を聞く機会があって、本著を読もうとおもった。

踏みとどまりかけたのは、この本の販売価格が極めて高いこと。ここは食いしばって購入。

ひと言感想

とても面白かった。イノベーションの起こし方をここまで体系的に描かれている本は読んだことがない。問題の本質を捉え、どのようにバイアスを壊すか。ストラクチャーとケオスの思考の行き来・対話が重要。

事例として挙げられていた、新国立競技場問題の解決策がとても面白かった。

こうして体系的にイノベーションについて解説されているが、やはり誰もがイノベーション人材になれるというわけではなさそう。会社としては、イノベーションを起こせる組織を作るという発想よりは、イノベーションを起こせる人にどのように活躍の場を与えるかという視点が大事というふうに思えた。

書くのがしんどい(竹村俊助)


【オススメ度】B
【読了日】2020年12月29日
【ページ数】273ページ
読むきっかけ

マコなり社長が書評していた本で、おすすめしていたのでポチる。

2020年最初に読んだ本も最後に読んだ本も、マコなり社長がきっかけでした。

ひと言感想

普段の仕事などの書類作成やメール、ブログ運営など役立つヒントが沢山ある良書だった。

「おもしろい文章は共感8割、発見2割」「読み手のツッコミを先回りする」「半径3m以内のことで例えてみる」など日々文章を書く際に意識したい。

また、さすが「書くこと」を題材にしているだけあって、所々表現が面白い。「長文はフルマラソン、まずはツイートという散歩から」、「ツイッターはデパ地下の試食コーナー」等。

 

2021年の抱負 読書について

こうして2020年の読書記録を紹介しましたが、総じてこの一年の読書に係る活動について満足しています。

2020年を締めくくり、これからの2021年の読書関連の抱負について、最後に記したいと思います。

 

2021年の目標読書量:月4冊ペースで、年間48冊をキープ

まず読書量については、2020年の実績キープとし、月4冊、年間48冊を目指したいと思います。

1年やってみて、厳しすぎず、優しすぎない適度な読書量の目標だと思います。

 

2021年の読書習慣の改善:本を読む前の予習と読んだ後の復習の徹底

読んだ内容を頭に定着させるためにも、読書習慣の改善に取り組みます。

具体的な取り組みとして、予習と復習の徹底することを取り組んでいきたいと思います。

 

読む前には目次を精読、読む目的を書く

これまで「聴く」読書方法として、いきなり1ページ目から本の読み上げを聞いています。

はじめにで本の構成などについて解説されていれば良いのですが、解説が不十分な本は、本の全体像を把握しないまま読み進めることになります。

本を読んでいて、所々で面白いと思う箇所に出会いますが、本全体としてどこが素晴らしかったか、頭で整理ができていない結構ありました。

 

こうした問題への改善策として、今後は、本を読む目的を明確化し、さらに目次も精読します。

具体的には、マインドマップに本を読む目的を記載すること、目次の内容を書き写すことをやっいきたいと思います。

 

本を読んだあとは、本の要点や内容、重要な箇所をメモする

読む前と同様、読んだあとはマインドマップに本の内容をメモすることを欠かさずやっていきたいです。

具体的には、書き写した目次以降の各階層で、要点や使われている図などをマインドマップに転記します。

 

最近の本では、本の要点などが図解でまとまっていてわかりやすくなってますが、「聴く読書」ですと図解を見る機会がありません。

マインドマップにメモする作業で意識的に本の視覚情報を取り込むことをしたいと思います。

また、要点や重要な箇所について、書くことで改めて内容を噛みしめることができます。

 

さらにkindleやfire タブレットのみですが、ポピュラーハイライト機能なども積極的に活用していきます。

ポピュラーハイライトについて過去記事をご参照ください。

 

上記の2点について、昨年末から試験的に取り入れて読書していますが、記憶への定着、理解度が上がったような気がします。

1年間続けてみたいと思います。

 

2021年は読書とブログ運営の更なる相乗効果を目指す

これまでこの記事上に読書内容を更新してましたが、2021年はやり方を変えます。

書評記事に挑戦したいと思います。具体的に2つのことをやります。

  • 1冊読んだら1記事書く
  • 書評のスタイルを確立する

1冊読んだら1記事書く

一つ目に、本を読み終えたら必ず、書評記事という形でアウトプットします。

これまでは、本を読んだきっかけやひと言感想としてゆるく、簡単に書いていました。1つの記事の更新ですので、記事の文字数は増えますが、記事数は増えません。

これからは書評記事を書くことで記事数も伸ばします。

48冊読めれば、48記事書くことになります。

2021年のブログ運営の目標として、12月までに累計100記事を目指していますが、これができればかなり目標に近づきます。

 

色々試してみて型を確立させたい

これまで書評を書いたことはありませんし、どのようなことを書いていくか試行錯誤しながら考えていくつもりです。

単純に本の「感想」だけではなく、次のことを意識して書評を書きたいと思います。

  1. 読んでくれた人に本の内容について興味を持ってもらう。
  2. 読む読まないの判断材料を提供する。
  3. すでに読んでいる方には共感してもらう。

特に、本の内容に即したアクションプランや読んだことによる効能(自分がどう変わったか、どう変わりたいか)は欠かさず書きます。

書評記事用のテンプレートみたいなものを作りたいと思っています。

 

子供に読書習慣を根付かせるために絵本以外の本の読み聞かせをする

これはこの記事を書きながらの思いつきですが、子供に読書習慣を根付かせるための働きかけをしたいです。

今年の4月から小学生になる息子がいますが、まだ早いかもしれませんが、絵本以外の本の面白さも知ってもらいたいと思ってます。

大変ですが、絵本以外の文庫本の読み聞かせをしたいなと考えています。

 

さいごに

2020年は激動の一年でした。

コロナ一色という見方もできますが、個人的には1年の目標を設定して見たり、ブログを始めたり、異動で働き方が大きく変わったり。

そんな中で、読書は一年通して続けることができ、48冊読めました。読書から沢山の学びや気づき得られました。

もしこの記事があなたにとって何かのきっかけになれば嬉しい限りです。

最後までご精読ありございました。

 

あとがき
もともとは2020年の年間を通じて読んだ本を感想をサクッと記録するというところから始まった記事。今回、大幅に書き直してこんな文量になってしまった。。。書いている内容も読み返してみて、まとまりがなく散らかっている印象だけれども、読書を切り口にいろんなことが書けて満足です。2021年の終わりにこの記事を読み返し、一年を振り返るのが楽しみです。

2 COMMENTS

らっか

本の紹介ありがとうございます!参考になります!パピーゴさんも言ってら通り、本当に大学時代に読書しておけば良かったなあと思っちゃいますね笑

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パピーゴ

コメントありがとうございます。
1週間に1冊のペースには程遠いですが、引き続き読んだ本を更新していきますので、参考にしていただければ幸いです。

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